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試合みどころ

第32回パールボウル決勝戦みどころ!
もうすぐキックオフ

試合日 2008年6月17日 19時キックオフ 会場 東京ドーム

パールボウル予選リーグでは、ROCBULLとオール三菱ライオンズに勝利、決勝トーナメント準決勝で宿敵オービックを逆転で倒したフロンティアーズは6月17日(火曜日)、東京ドームにて、鹿島ディアーズとパールボウル優勝をかけて対戦する。鹿島ディアーズは過去に5回パールボウルを制覇している。一方、フロンティアーズは、この試合に勝てば2大会連続3回目のパールボウル制覇となる。

今シーズンのフロンティアーズは、引退者17人を出し、昨年社会人決勝戦ジャパンXボウルに出場したメンバーとはガラリと変わっている。チーム再建として掲げたのは「ファンダメンタル(基礎)の強化」。どのポジションもとにかく基礎練習の反復を繰り返している。パールボウルトーナメントでは、ディフェンスのタックル、オフェンスのブロック、パスキャッチ、ボールキャリアのセカンドエフォート(タックルされかけてからの粘り強いラン)など、随所にその成果が現れてきている。また、決勝まで残った大きな勝因は、新人12人の台頭であろう。彼らの活躍なくして、2大会連続の決勝進出は成しえなかったはずだ。現在、NFLキャンプ参加に向けて最終4次テストまで残っているWR(ワイドレシーバー)#17秋山、ディフェンスの第一線で相手オフェンスに常にプレッシャーをかけ続けるDL(ディフェンスライン)#92一木ら即戦力の新人の加入は非常に心強い。彼らを活躍が、ベテラン選手のファンダメンタルの強化と合わさってチーム全体がレベルアップしたといってもいいだろう。

#17秋山選手

この試合の注目選手の筆頭は、2年目にして早くもエースの風格漂うQB(クォーターバック)#18出原だ。昨シーズンも期待以上の働きを見せ、富士通オフェンスの得点力アップに大きく貢献したが、今年はさらに安定度が増している。富士通が誇るWR陣に均等にパスを投げわけ、相手ディフェンスに的を絞らせない。もちろんこれは、WR陣のレベルの高さも同時に証明している。中でも今シーズンの#88河瀬の活躍は際立つ。4年目の彼は、原点に回帰し、毎日のように居残り練習を志願。ボールに対するキャッチング技術や、執着心などを徹底的に身に着けた。また、下半身の強化にも努め「どんなボールも必ず捕る」「タックルされても少しでも前に進む」ことを実践している。

#88河瀬選手

ディフェンスはなんといってもDLの動きに注目が集まる。Xリーグ屈指の鹿島強力オフェンスラインに対し、どこまで挑めるのか。中堅#37伊藤、新人#92一木を中心に試合を通じてベストパフォーマンスが発揮できるかどうかは、ゲームをコントロールする上で、最も重要な指標と言ってもいいだろう。また注目されるのは、今シーズンから鹿島オフェンスコーディネーターを努める伊藤コーチ。一昨年まで富士通のディフェンスラインを指導しており、山田コーチ率いる富士通ディフェンスラインとの対決も見ものだ。

#37伊藤選手#92一木選手

企業チーム同士の今回の対決。過去に圧倒的な強さを誇った鹿島と、春秋通じた過去4大会で3回決勝に駒を進める新生フロンティアーズ。接戦は必至。一人でも多くのファンに是非とも観戦してもらいたい対戦カードである。両チームには、アメリカンフットボールの魅力を思う存分伝えられるゲームを期待したい。

文章:FRONTIERS OB 市浦 哲