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試合みどころ
| 試合日 | 2009年10月25日(日曜日) 14時30分キックオフ |
|---|---|
| 会場 | 川崎球場 |
4戦全勝同士で激突する富士通フロンティアーズと鹿島ディアーズ。セントラルディビジョンの1位を賭けた大一番を迎える。すでにセカンドステージ上位リーグ進出を決めている2強だが、順位により対戦相手が変わることに加え、ファーストステージの成績がそのまま第2ステージにも持ち越される。そのためフロンティアーズにとって絶対に負けられない1戦と言えるだろう。
ここまで4試合のデータ(1試合平均)を比較すると
| 総得点 | 30.0 |
|---|---|
| 総失点 | 5.0 |
| 獲得ヤード | 347.8(パス:179.8、ラン:168) |
| パス成功率 | 71.3% |
| ラン平均 | 5.6ヤード |
| 損失ヤード | 210.5(パス:108.5、ラン:102) |
| パス被成功率 | 62.5% |
| ラン被平均 | 3.0ヤード |
| 総得点 | 46.5 |
|---|---|
| 総失点 | 5.3 |
| 獲得ヤード | 434.3(パス:140、ラン:294.3) |
| パス成功率 | 67.1% |
| ラン平均 | 7.6ヤード |
| 損失ヤード | 155(パス:74.5、ラン:80.5) |
| パス被成功率 | 44.6% |
| ラン被平均 | 3.1ヤード |
といったデータが出てくる。しかし、藤田HC(ヘッドコーチ)は「ここまでの数字は全く参考にならない」という。ここまでの対戦で、鹿島もフロンティアーズも、点差が付く試合が多く、後半は控えメンバーを使うことが多かった。また、「お互いが相手を分析し、(ゲームプランを)特化してくるので、思うようなプレーはさせてもらえない」(藤田HC)からだ。
それでもデータや、これまでの試合内容から両チームの特徴、そして試合展開が見えてくる。大雑把な言い方をすると、鹿島が強力ラインを生かしてランプレーで進もうとするのを、フロンティアーズのディフェンスがどう止めるか。そして少ない攻撃回数をフロンティアーズが、ワイドレシーバー(WR)、RB(ランニングバック)のタレントを生かして、どう点を取るかということになる。
藤田HCは「大量得点されることはあっても、鹿島から大量得点できることはない」というように、フロンティアーズディフェンスが、どこまで粘り強く鹿島の攻撃を押さえられるか。ラン攻撃が中心となる鹿島に対しては、まずキャプテン#37伊藤を中心としたDL(デイフェンスライン)が鹿島のOL(オフェンスライン)を押し込み、進入してくるRBをLB(ラインバッカー、DB(ディフェンスバック)がタックルする。とはいえ、鹿島の主力RB、#29丸田と#38佐藤はタックルを受けてから、倒れずさらに距離を稼ぐセカンドエフォートが売りのランナー。今年はさらにレベルアップしており、一発で止めるのは難しい。1人目の確実なタックル、そして2人目、3人目の集まりが重要になる。
それでいて「過去にはパスでやられたイメージもある」(延原ディフェンスコーディネーター)と言うように鹿島はWRにも能力の高い選手を抱えている。「的を絞りきれない。付け入るスキはないと言える」。それだけに鍵となるのは「タックル」。延原コーチは「アメリカンフットボールの原点が重要。それはタックルとヒット」。わずか1ヤードでも前進を食い止める、そういった粘り強さが勝敗を分けるポイントになりそうだ。タッチダウンのところをフィールドゴールで止める、フィールドゴールのところを失点せずに抑える。ディフェンスはそういったタフなプレーを要求される。
一方の攻撃は、鹿島のしっかりした手堅い試合運びをどう突破するか。そのキーマンとなりそうなのはフロンティアーズの誇る攻撃陣だ。WRでは#15ブレナン、#17秋山、#80米山といった実績のある選手から、力を付けてきている#4松林らの名前があがる。また、RBでは#20森本、ケガから復活した#28進士、ルーキーの#30金が、鹿島ディフェンスにどう風穴を開けるのか。そして攻撃をコーディネートする#18出原と#19吉田、2人のQBの出来も勝敗の鍵を握る。もちろん攻撃陣が活躍できるかどうかは、オフェンスラインが鹿島ディフェンスをいかこじ開けるかにかかっている。藤田HCは鹿島戦に向けては、「自分たちのいいところをどれだけ出せるか。そして苦しいときにどれだけ粘れるか。その2つがきちんと出来たなら、どんな結果になっても受け入れる」と語った。
過去の対戦成績はフロンティアーズの2勝7敗。フロンティアーズが勝ったのは2002年の秋と2006年のパールボウル。いずれの試合も鹿島を7点に押さえての勝利。そして、そのシーズン、2002年は東京スーパーボウル(現JAPAN X BOWL)に進出、2006年はパールボウル優勝を果たしている。今シーズン日本一を目標に掲げるフロンティアーズにとって超えなければならない大きな壁。それが鹿島ディアーズなのだ。
| 1998年10月6日 | 秋季リーグ戦 | ●富士通 3-34 鹿島○ |
|---|---|---|
| 1999年9月25日 | 秋季リーグ戦 | ●富士通 14-28 鹿島○ |
| 2001年5月20日 | パールボウル準決勝 | ●富士通 10-23 鹿島○ |
| 2001年10月3日 | 秋季リーグ戦 | ●富士通 7-21 鹿島○ |
| 2002年11月3日 | 秋季リーグ戦 | ○富士通 14-7 鹿島● |
| 2004年5月15日 | パールボウル予選 | ●富士通 7-10 鹿島○ |
| 2006年5月14日 | パールボウル予選 | ○富士通 20-7 鹿島● |
| 2008年6月17日 | パールボウル決勝 | ●富士通 14-27 鹿島○ |
| 2008年11月16日 | FINAL6 準々決勝 | ●富士通 19-21 鹿島○ |