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試合前レポート - 2006秋期リーグ 第3節
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試合前レポート - 2006秋期リーグ 第1節
vs.日産スカイライナーズ - 2006秋期リーグ 第1節
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試合前レポート
パールボウルトーナメント第2戦 vs.鹿島ディアーズの見どころ
| 試合日 | 2006年4月30日(日曜日) | 会場 | アミノバイタルフィールド |
初戦でROCBULLに45−0で大勝した富士通フロンティアーズは、次節5月14日、アミノバイタルフィールドで同じくROCBULLに22-6で初戦を飾った鹿島ディアーズと対戦する。ディアーズは言わずと知れた強豪チームで、一昨年のパールボウルトーナメントでは、7−10と惜敗している。過去10年でみても、春秋通算6回の対戦で1度しか勝利していない。前節のROCBULLとは明らかにレベルの違う厳しい試合が予想されるが、両チームの戦力を見てみよう。
まずは鹿島ディアーズ。世代交代が最もうまくいっているチームの一つで、過去10回のパールボウルトーナメントでの優勝は5回を数える。
昨年まで主将だったWR#7植村(富士通RB#20森本と同学年。今年34歳)は副将になり、主将には6年目のDB#23栄が就任。4年目の#42牧内副将、#75井澤副将と共に、新生ディアーズを作り上げる。昔の鹿島ディアーズは、各大学のオールスターメンバーが集まるエリート集団のイメージが強かったが、最近は大学時代、名を馳せた選手ももちろんいるが、地方の大学や、2部リーグ等で活躍していた選手が入社し、ディアーズで力を付けていく選手も目立つ。若い選手たちの意識も高く、フットボールに対する取り組み方は、富士通も見習うところは多い。
鹿島オフェンスは何といっても5人のQB。2人しかいない富士通からは羨ましい限りで、初戦のROCBULL戦では、先発#10尾崎、#16仲田、#8鈴木と3人が登板した。ROCBULL戦では、初戦ということもあり、いまいちの出来であったが、ここ一番の底力は恐ろしいものがある。#1笹野と新人#12池野を含めた5人QB体制はここ数年で一番充実している。タレントを揃えるWR陣と、若く、人数も豊富なRB陣、重量級でクイックネスも兼ね備えたOL陣、どこを見ても死角はない。
ディフェンスも#73佐々木、#99木下、LBから一列あがった#51比留間がDLで構え、牧内、#43岡橋、#4山本が二列目(LB)で中心を守り、最後列(DB)には、主将の栄をはじめ、アスリート#24佐野、#34山本らが控えており、こちらもかなりハイレベルで、なかなか崩す穴が見つからない。
一方の富士通。最大の焦点は、ROCBULL戦で得点力を発揮したオフェンスが、この強力鹿島ディフェンスに対し、どこまで攻めきれるか。この一点につきる。QBの#16月野、#4中澤がプレッシャーのかかる状態で落ち着いてパスを投げられるか。RB#20森本、#28進士へのパスや、ショットガンからのハンドオフのラン等を織り交ぜて、スピードあるWR陣にパスを投げる。このオフェンスをミスなくテンポよくできれば、鹿島ディフェンスを崩せる可能性は多いにある。また、初戦で思うような活躍ができなかったWR#80ヨネ(米山)の復活も鍵を握る。相手DBの佐野とのスピード対決も楽しみだ。
逆に相手にプレーの傾向を読まれ、QBサックや、RBへのロスタックルが多くなってくると、一気に主導権は鹿島に流れる。
今年のオフェンスはショットガン体型を中心としたパッシングオフェンスだが、ボールコントロールも必要になってくる。ボールをできるだけ長く保有し、オフェンスの時間を使うことだ。48分の試合時間(決勝、準決勝は60分)のなかで、どれだけオフェンスに時間を割ける事ができるかも、この試合のポイントだ。相手の攻撃時間を短くすることにも繋がるので、当然ディフェンスにも好影響が出る。攻撃は最大の防御。時間の使い方にも注目したい。
ディフェンスは怪我人が戻り、ベストメンバーが組めれば、いい試合ができるだろう。
LB#13平井とDL#90沖野の両サイドからのパスラッシュが鹿島オフェンスラインを崩せるか。また体が小さい#2甲斐、#6中里の両LBが鹿島の重量OLと、どう勝負を挑むかも見所だ。鹿島のハイパーオフェンスを14点(タッチダウン2本)に抑えれば、合格ラインであろう。
この試合のもうひとつの見所は、ヘッドコーチ対決。
富士通、藤田ヘッドコーチと京大時代の先輩である、鹿島、森ヘッドコーチ。お互い手の内を知り尽くした智将同志がどのような戦いを見せるかも、注目の一つだ。
そして、対決ではないが、是非注目して欲しいのが、両チームのこの選手。
鹿島のWR#80林田と富士通のWR#82加藤。2人とも、社会人からアメフトを始めたばかりで、大学時代、林田は野球、加藤は陸上。林田は入社2年目で、1年目は怪我をしないための体力づくりに時間を費やし、今年そのアスリートぶりを発揮することができるか。
一方加藤は入社1年目でルールをどこまで覚えたかも心配なくらい、アメフト暦は短い。この緊迫した鹿島戦でデビューすることは、かなり難しいかもしれないが、一寸の可能性に期待したい。藤田ヘッドの頭の中に、彼の出場はあるのか。是非ともお願いしたい。
日本のアメフト界を盛り上げていくためにも、他競技からチャレンジしているこの2人には期待し、今後も注目していただきたい。
とにかく、勝ったほうがパールボウル決勝トーナメントへ進出する大事な一戦。
見所満載な、今節ベストゲームを見逃すことは許されない。
5月14日、アミノバイタルで想像を絶する死闘が繰り広げられることは間違いない。
文章:FRONTIERS OB 市浦 哲



