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記録大会情報
- 2006秋期リーグ 第5節
vs.ルネサスハリケーンズ - 2006秋期リーグ 第5節
vs.ルネサスハリケーンズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第4節
vs.オービックシーガルズ - 2006秋期リーグ 第4節
vs.オービックシーガルズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第3節
vs.東京ガスクリエイターズ - 2006秋期リーグ 第3節
vs.東京ガスクリエイターズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第2節
vs.アサヒビール・シルバースター - 2006秋期リーグ 第2節
vs.アサヒビール・シルバースター
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第1節
vs.日産スカイライナーズ - 2006秋期リーグ 第1節
vs.日産スカイライナーズ
試合前レポート
パールボウルトーナメント決勝 vs.オンワードスカイラークス戦レポート
| 試合日 | 2006年6月13日(火曜日) | 会場 | 東京ドーム |
| 天候 | 曇り | 観衆 | 13,634人 |
| チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
| 富士通フロンティアーズ | 7 | 0 | 10 | 3 | 20 |
| オンワードスカイラークス | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
6月13日、東京ドームに約1万4千人の観衆を集め、パールボウル決勝戦、富士通フロンティアーズとオンワードスカイラークス(以後OS)の試合が行われた。富士通の黒川社長をはじめ、大勢の社員が見守る中、富士通は20−6で完勝し、3年ぶり2度目の優勝を決めた。
コイントスにより富士通のキックオフで試合開始。OSの先発QBは日本代表の#13冨沢。最初のOSのオフェンスは俊足#20杉原が2回ボールを持つが、LB#9宮口、#6中里を中心とした富士通ディフェンスが堅く守り、3&OUT(3回の攻撃とパントで終わること)。
準決勝で堅守のオービックから34点を叩き出したOSオフェンスと、アサヒビール戦の死闘で怪我人続出の富士通ディフェンスでは、正直厳しい試合も覚悟していたが、彼らには失礼だが、出だしは意外なほど、あっさり止まった。
今季QB#16月野のパスで、大幅に得点力が上がった富士通オフェンスの最初のシリーズは、WR#15ブレナン、#88河瀬、#80米山らへのパスで3回の1stダウンを更新し、最後は年功序列のローテーションでRB#20森本が持って走ってTD。#17長谷のキックも決まって、7−0と先制。ディフェンスが一回で止めて、オフェンスが最初のシリーズでTD。理想的な立ち上がりとなった。
直後のキックオフで、OSリターナー#20杉原が大きくゲイン。50ヤード付近までボールを戻し、反撃開始。新人RB#15伊藤へのランを中心に1回1stダウンを更新するが、富士通DL#37伊藤のロスタックルもあり、4thダウンに追い込みOSはFGトライ。キッカー#3福田が蹴るが、#24大浦のプレッシャーもあり失敗。富士通大応援団も徐々に盛り上がる。
富士通のオフェンスは3&OUTで仕留められるものの、次のOSオフェンスを1度の1stダウン更新に抑え、最後はパントのスナップミスにより、陣地を大きく挽回。敵陣22ヤードからの攻撃権を得る。またこの時相手パンター#3福田が怪我で退場。OSは大きな戦力を失う。
富士通オフェンスはここでスペシャルプレーWR#80米山のリバースを選択。日本人離れした運動能力を持つ彼に託したが、目の前には、本当の外国人#24レジー・ミッチェルが立ちはだかり、5ヤードで止められた。この米山のリバースや、#28進士、#20森本のランなどで前進したが、最後は#16月野のパスをまたもや相手DB#24ミッチェルがインターセプト。絶好のチャンスを逃す。
しかし、インターセプトされたのが敵陣1ヤードだったため、富士通ディフェンスとしては、セーフティ(相手エンドゾーン内でタックルすると、2点がディフェンスチームに入る)のチャンスが生まれる。このシリーズを、セーフティはできなかったものの、ノーゲインに抑え込み、OSはパント。#3福田が怪我でいないため、#36大谷がパンターとして入る。50ヤード付近に飛んだパントは、富士通リターナー#80米山が大きくリターン。再び敵陣21ヤードからの攻撃が始まるが、4thダウンギャンブルをRB#20森本が止められ失敗。
第2Qは、両チームとも敵陣深くまで入るが、なかなか得点できない。OSはプレーアクションパス(ランプレーのふりをしてパスを投げること)と、RB#31杉澤、#20杉原らへのフレアーパスが決まりだすが、富士通DB#26植木の2度のインターセプトや、DB#14福島の反応の早いタックル、LB#5青木のQBサックなどで前半は富士通ディフェンスの前に0点に終わる。
この試合のMVP候補にあがったDB#26植木は、「今日は深いパスが必ず来ると思っていたんで狙ってました。2本目はイメージどおりです。」と、いつも気になる顔の大きさと足の短さがアンバランスながらうれしそうに言っていた。

対する富士通オフェンスは、WR#80米山のリバースパスが失敗するもOSの反則にも助けられ、FGトライ。しかし、ディフェンスの選手であるが、過去2年間で4TDをあげている快足ホールダー#8安田が、スナップをもらったあと、自分で走ったが止められる。「調子にのってたわけではありません。スナップが高かったので、仕方なかったんです」と本人は偶然を主張したが、疑わしい。結局7−0のまま前半を終了。数字の上では五分五分であったが、大応援団の大声援もあり、流れは富士通にあった。
後半はOSのキックオフで試合再開。富士通のリターナー#28進士が自陣40ヤード付近までリターン。後半最初の富士通オフェンスは、RB#28進士のラン、QB#16月野のスクランブルなどで1stダウンを更新するが、最後はパント。このパントを#10後藤が絶妙な加減でボールを転がし、OSは自陣深くから攻撃開始。ここからQBを#10小島にスイッチ。これを富士通ディフェンスが3&OUTで切り上げ、次の富士通のオフェンスシリーズを、QB#16月野が#15ブレナンへ2本連続でパスを通し、最後は#88河瀬にTDパスがヒット。キックも決まり、14−0。次のシリーズも富士通ディフェンスが3&OUTのあと、キッカー#17長谷のFGが決まり、17−0。完全に富士通ペースかに見えた。
その後もOSの攻撃はゲインするが、要所で反則を犯し、富士通#1西岡のインターセプト、#13平井のQBサックなどで攻撃を断ち切られる。第4Qに入り、富士通はFGを追加し、20−0と引き離す。
OSはQBを再び#13冨澤に戻し、ここからは#10小島と併用。プレー毎にQBを代えてくるようになる。QB#10小島のスクランブルで大きく前進し、最後はQB#13冨澤からWR#7井本へきれいなTDパスがヒット。キックは富士通ディフェンスがブロックし、20−6。直後のキックオフでOSはオンサイドキックが成功。残り時間3分半。俄然、試合がわからなくなってきた。しかし、そこからの長いOSの攻撃を富士通DB#24大浦や、#43太田らのパスカットもあり、最後はOSの4THダウンギャンブルをストップ。ここで試合は決まった。
総獲得距離はOSの395ヤードに対し、富士通333ヤード。これでも20−6で勝てる。それがアメリカンフットボールの醍醐味でもある。要所での富士通DB陣のインターセプトや、今回、今までの試合に比べ、極端に減った反則がそれに大きく貢献したと言える。
勝因はいろいろあるだろうが、藤田ヘッドコーチの「選手の集中力には頭が下がる」のコメントにもあるように、前回のアサヒビール戦と同じように、あるいはそれ以上に、その時の点差は関係なく、目の前のプレーに集中できたことが大きい。また、「選手たちが楽しんでプレーに集中できているのを感じた」という今年IBMから移籍した延原コーチの言葉からも、今年のフロンティアーズカラーが窺がえる。
QB#16月野は、「藤田さんのサインが面白いように決まるのでやってて楽しい。」と話し、ディフェンスも津田コーチの攻撃的なサインに後押しされるように若い選手たちが伸び伸びとプレーしている。コーチと選手の関係も非常にうまくいっているし、どんな状況においてもお互いを信頼できるチーム。今そんなチームに近づいているのかもしれない。
約半数の選手が住む武蔵中原の寮では、試合前にポップコーンをつまみながら映画を鑑賞するのが恒例行事になっている。決勝戦前夜の映画は「勝利への旅立ち」。アメリカンフットボールの戦略を考えるコーチの頭の中は複雑だが、それをフィールドで見せる選手たちのそれは、単純だ。
オフェンス、ディフェンス、キッキング、全てがかみ合った富士通フロンティアーズ。3年前にパールボウルで優勝した年の秋シーズンは、プレーオフ(決勝トーナメント)に出場できていない(それ以降、プレーオフ出場は途絶えている)。今年の秋、まだリベンジが終わっていないオービックやアサヒビールなど競合ひしめくCENTRALブロックで勝ち上がり、更に初の日本一に輝くことはできるのか。
課題は山積だが、目標はもう手の届くところまで近づいているのも確かだ。
本番の秋には、もっと興奮する試合をできるだけ多く見せて欲しい。
文章:フロンティアーズOB 市浦 哲
フォト・ギャラリー
コーチ・選手のコメント
藤田ヘッドコーチ
決勝戦では、選手が試合を通じて集中力を欠くことなく、アグレッシブにプレーしてくれ、厳しい試合を戦い抜くことができました。細かい部分、試合運びにはいろいろと課題が残りましたが、それをこれからのテーマとして、秋に臨みたいと思います。今回のパールボールトーナメント全体を通して、初戦のロックブル戦から、試合を通じて成長を感じることができました。厳しい試合、いろいろな試合展開をチームとして経験することで、たくましくなってきました。選手が、主体的に強い意志を持ってチーム作りをしてきてくれたことが形になりつつあり、非常に嬉しく思っています。
試合の結果は相手もあり、運もありいろいろなことが重った相対的なものだと思っています。秋のシーズンは、今回の結果だけにとらわれず、奢らず、チームとして、個人として今よりも少しでも成長していきたいです。そして、よりよいフットボールができるように取り組んで行きたいと思います。今日は、非常にたくさんの皆さんに試合に来ていただき、大きなご声援をくださり、誠に感謝いたしております。皆様の応援のおかげで選手、スタッフともに厳しい試合を戦い抜くことができました。恵まれた環境、たくさんの方々のご声援、ご支援に感謝し、それに応えられるようこれからも取り組んでいきます。今後とも、ご支援、ご声援よろしくお願いいたします。
QB #16月野選手
MVPは自分だけの力で取れたものではないと思っています。周りがいいプレーをしてくれたおかげだと感じていますので、今でも信じられません。春のシーズンは「チームとして一つになる」という目標があり、実際に、チーム力が上がったと感じています。チーム全員が「やろう」という気持ちで臨んだ結果が、勝利に結びついたのでしょう。秋のシーズンは、とにかく日本一を目指すだけですね。個人的には、パスの確度と精度を上げていきたいです。今日は、富士通の応援がオンワードよりもすごくて、後押しをしてもらいました。いい会社、いいチームの一員であることに本当に感謝しています。
DB #21今井主将
(優勝は)本当に嬉しいです。今まで「いい選手がいるのに勝てない」と言われてきたこともあり、勝ちたいという気持ちが本当に強かった。チーム全員がFrontiersのためにプレーをして、結果がこのような形で出たので嬉しいです。支えてくださっている人が多いのは嬉しいですし、スタンドもフィールドも、自分たちのフットボールで一つになれたのは、嬉しいです。自分自身のプレーに関しては、足を引っ張ってしまい、満足できていません。ほかのDB陣に助けてもらいました。今日は本当に多くの方に会場まで足を運んでいただき、感謝しています。私たちは日本一に向かって頑張りますので、皆さんもその夢に乗ってください。夢をカタチにしましょう。
LB #6中里副将
みんなが目標に向かって努力し続けた結果が優勝に繋がったと思います。私自身は今まで、怪我に悩まされてきたのですが、春の最後の試合で、タックルができたことは、本当によかったです。自分自身のプレーはさておき、チームの勝利そのものには、100点を付けたいと思います。チームの雰囲気(の良さ)は、試合を重ねるごとによくなってきています。幹部だけでなく、一人ひとりが盛り上げてくれているので、チーム全体が盛り上がっていると感じています。このまま、日本一に向かっていきたいです。今日は、非常に多くの観客の皆さんにいらしていただき、非常に嬉しく思うと同時に、皆さんの前でプレーできたことを感謝しています。会場まで足を運んでいただきまして、本当にありがとうございました。
DB #26植木選手
(インターセプトを)後半にもっとできていれば、インパクトがあったと思うので、少し残念です。ただ、今日の試合で主眼に置いていた、ロングパスをインターセプトすることで、試合を締め括れたのはよかったです。この春のシーズンではロングパスがあまりなかったため、決勝戦でDBの真価が問われると思っていましたが、きちんと勝負に勝てたことで、秋に繋げられるのではないでしょうか。今日に限らず、ディフェンス陣は、ノリと気合いで、最初から相手を圧倒しようと言っていたし、実際、負ける気もしませんでした。勝つことを信じてプレーできたので、結果が出たと思います。これから更に強くなり、自分をアピールしたいし、DBも日本で一番だということを証明したい。秋もこの勢いで行きたいです。やはりオフェンスに目が行ってしまうと思いますが、ディフェンスにも目を向けてもらいたいですね。また、DBがインターセプトしたときのサイドラインのセレブレーションも楽しみにしつつ、会場にお越しいただければ嬉しいです。
DL #90沖野選手
3年ぶりにパールボールで優勝できて、非常に嬉しいです。Frontiers愛というスローガンの下、みんなの力が合わさり、チームが一つになって取れた勝利だと思っています。今日は自分自身も本当に力を出しきったと感じています。イメージしていた動きも出来ました。点数を付けるとしたら、これで満足したくないという意味も込めて、80点くらいです。春のトーナメントでは西のチームとは対戦していませんので、秋に社会人で優勝し、学生のチャンピオンにも勝って、日本一になりたいです。春はチーム力が試されたが、重要視していたことができ、力を出しきって勝利をもぎ取ることができました。このチーム力で、秋も全勝優勝を目指したいです。今日は(仕事上の)お客様に「勝ちます宣言」をしていたのですが、優勝できたので、明日から、またお客様にお話できて嬉しいです。今日の試合には、そのお客様をはじめ、社内の皆さんにも声援を送っていただき、感謝しています。これからも期待に応えられるよう、勝負にこだわり、勝ち進んでいきますので、さらなる声援をよろしくお願いします。














