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#29RB平澤選手に注目!

秋季リーグ第3節 vs.東京ガスクリエイターズ戦レポート

試合日 2006年10月7日(土曜日) 会場 川崎球場
天候 晴れ 観衆 947人
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ 0 21 7 28 56
東京ガスクリエイターズ 3 0 0 0 3

第3節、東京ガスクリエイターズとの試合が川崎球場で行われ、56-3と圧勝した。プレーオフ出場をかけた決戦ともいえるオービック戦を前に、期待通りの大勝となったが、内容としては期待と不安が入り混じる結果でもあった。

東京ガスのキックオフで試合開始。QB#16月野の富士通オフェンスは、最初のシリーズを2回のパス失敗と、RB#28進士のランを止められ、あっさりとパントで東京ガスに攻撃権が移る。東京ガスは自陣43ヤードから始まった最初のシリーズを、約6分かけてFGに結び付け先制。今までの2試合、立ち上がりの悪さが指摘された富士通であったが、今回もまた同じようなスタートとなった。
しかし、富士通は2回目のオフェンスから怒涛のTDシリーズを繰り返すことになる。自陣40ヤードから始まった2回目のオフェンスは、#20森本と#28進士のランプレーで確実にゲインを重ねる。最後はゴールまで2ヤードのところで、RB#20森本にフェイクを入れて、ゴールラインオフェンスのTEの位置に入っていた、本来ディフェンスの#13平井(基)にパスが通りTD。7-3と逆転する。この後も、一つインターセプトを喫するものの、それ以外は全てのシリーズをTDに結びつけ、終わってみればオフェンスは全9シリーズ中、8シリーズをTD、56点でフィニッシュした。

一方ディフェンスも、先制点を取られた後は、DL、LB陣がプレッシャーをかけ続け、得点を与えなかった。一番の収穫は、DL#51倉品とLB#2甲斐の怪我からの復帰。今後、彼らが入ることでディフェンスにスピード感が増すことは間違いない。また、後半若手選手も起用され、実戦経験を積んだことも良かった。
ただ、この日ディフェンスに欠けていたものは集中力か。チームの反則10個のうち8個がディフェンスの反則だ。オフサイドを中心に、試合の流れを変えかねない大きな、また多くのケアレスミスがあり、大一番の試合では致命傷になりかねない。この日、富士通フロンティアーズは、川崎市のホームタウンスポーツ推進パートナーとして、川崎市民100名を試合に招待した。初めて観た人には、両チーム通じて19個の反則が出る試合を面白いとは感じないはずだ。アメリカンフットボールファンを増やすためには、面白い試合、好ゲーム、そして反則の少ない試合を期待する。

最後に今回の試合で活躍した選手の一人、RB#29平澤選手を紹介する。彼のポジションには#20森本、#28進士とXリーグを代表する選手が顔を並べる。その中で、数少ない出場機会を与えられた#29平澤がきっちり結果を出した。パス2回捕球で22ヤード、ランで4ヤードを走り、タッチダウンも記録した。

彼は(株)PFU(富士通関係会社)に所属する社会人4年目だが、富士通フロンティアーズでは新人だ。当時、フロンティアーズ入部にはテストがあったが、不合格となった。
玉川大学時代からアメフトをやってきた平澤は他のクラブチームでフットボールを続けることを決心した。富士通の相手になったこともある。そして3年たった今年、再度富士通でアメフトがやりたくて、セレクションテストに再チャレンジ。見事合格し、フロンティアーズの一員として、会社の応援を本当の意味で受けることになった努力家である。

PFU社員の応援は凄い。勤務する選手、チアの似顔絵横断幕を作ったり、熱い応援で他の選手たちからも羨ましがられるほど。

将来、森本、進士ではなく、平澤の名前がスタジアムで連呼される日は近いかも知れない。

文章:フロンティアーズOB 市浦 哲

試合後のコメント

#8 安田選手 #8 安田
今日の試合は、次のオービックシーガルズ(※以降、シーガルズ)戦に向けた、いいステップになりました。去年、一昨年のチームであれば、今日みたいなスタートだと、ずるずる行ってしまった可能性があります。しかし、今年のチームは、そこで流れを自分たちに引き寄せられるだけの力がついてきました。少しこけましたが、いいこともありましたので、トータルで見たら良かったと思います。
前回のアサヒシルバースター(※以降、シルバースター)戦での敗戦は、悔しかったですが、次はシーガルズと力勝負ができますし、やりがいもありますから、今から楽しみです。次回の意気込みを一言で語るのは難しいですが、とにかくやるだけです。全力で戦って、勝ちにいきます。

#9 宮口選手#9 宮口
(今日はインターセプトを含め)目立った部分も多かったのですが、ブロッカーをつぶすディフェンスライン陣に助けられた場面もあり、ミスもあったので、自分自身のプレーには100%満足のいく試合ではありませんでした。
(シルバースター戦で負けましたが)前は前、今日は今日、と気持ちをスパッと切り替えました。今日の試合も、次のシーガルズ戦を見るのではなく、1試合1試合を大切に戦っていく、という気持ちで臨みました。いつもは目立つことはあまりないですが、次回は今日以上に目立てるようにしたいです。とにかく、チーム一丸となって戦います。次回の大一番は平日ですが、パールボールの決勝戦と同じくらい、多くの観客の方に足を運んでいただければ、私たちの力になりますので、ぜひ東京ドームに来てください。

インタビューア:長富 怜子