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記録大会情報
- 2006秋期リーグ 第5節
vs.ルネサスハリケーンズ - 2006秋期リーグ 第5節
vs.ルネサスハリケーンズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第4節
vs.オービックシーガルズ - 2006秋期リーグ 第4節
vs.オービックシーガルズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第3節
vs.東京ガスクリエイターズ - 2006秋期リーグ 第3節
vs.東京ガスクリエイターズ
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第2節
vs.アサヒビール・シルバースター - 2006秋期リーグ 第2節
vs.アサヒビール・シルバースター
試合前レポート - 2006秋期リーグ 第1節
vs.日産スカイライナーズ - 2006秋期リーグ 第1節
vs.日産スカイライナーズ
試合前レポート
秋季リーグ第4節 vs.オービックシーガルズ戦レポート
| 試合日 | 2006年10月16日(月曜日) | 会場 | 東京ドーム |
| 天候 | 晴れ | 観衆 | 5,998人 |
| チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
| 富士通フロンティアーズ | 13 | 9 | 0 | 0 | 22 |
| オービックシーガルズ | 28 | 3 | 6 | 17 | 54 |
2勝1敗の富士通フロンティアーズは、プレーオフ進出への望みをかけて、これまで全勝のオービックシーガルズ(以下オービック)と戦った。東京ドームには今季リーグ最多の約6000人の観衆が集まり、この大事な一戦を見守った。試合開始から常にリードを奪われた富士通は、前半こそ何とか追いすがったものの、後半は完封され、ファイナルスコア22-54という大敗でこの試合を落とした。翌日の試合でアサヒビールが日産に勝利したため、わずかにあった富士通のプレーオフ出場の可能性はこれでゼロとなり、残す試合はリーグ戦最終戦一つのみとなった。
試合はオービックのビッグプレーで幕を開けた。富士通キッカー#17長谷のキックオフで試合開始。そのボールをオービックのリターナーWR#83清水がそのまま持ち込みタッチダウン。開始15秒でいきなり先制され、0-7。だが富士通も負けていない。直後のキックオフでこんどは富士通のリターナーWR#80米山が、ビッグリターン。タッチダウンまではいかなかったものの、敵陣40ヤード付近までボールを持ち込んだ。そこからのオフェンスは、今までボールを持つ機会の少なかったWR#32千葉のランと米山のパスであっさりファーストダウンを更新すると、最後はQB#16月野がエンドゾーンへパスを投げ込み、またも米山がそれをキャッチしタッチダウン。TFPのキックは外れ、同点にはならなかったものの、6-7とする。
オービックはモーションを多用し、富士通ディフェンスの守り方をみながら、RB#20古谷(拓、弟)のラン、#22古谷(晋、兄)へのパスを中心にバランスよく攻めてくる。富士通ディフェンスもLB#5青木らが踏ん張りをみせたが、最後は#22古谷へのタッチダウンパスが決まり、試合開始7分半で早くも6-14。点の取り合いを予感させる。
しかし、次に点をとったのは残念ながらオービックだった。富士通は自陣36ヤードから始まったオフェンスを千葉のモーションからの早いハンドオフでいきなりファーストダウンをとったが、次のプレーで、月野のパスを規格外の相手大型DE(ディフェンスエンド)#33KJ(ケビンジャクソン)がパスカット。さらにその浮いたボールをKJが自分で持って走り、タッチダウン。キックも決まり、合計得点を6-21とされる。
ここで士気が落ちないのが今年の富士通。直後のオービックのキックオフでまたもやリターナーの米山が敵陣35ヤードまでボールを運ぶ。WR#15ブレナン、米山へのパスでゴール前まで進み、最後はRB#20森本が走ってタッチダウン。今度はキック成功で13-21。俄然、点の取り合いの様相を呈し、このあとの展開がまったく読めなくなった。そう思った10秒後、悪夢の再現かと思われるプレーが飛び出す。富士通のキックオフで試合再開。そのボールをオービックリターナー#83清水が再びエンドゾーンまで一気に走りきり、この日2つ目のキックオフリターンタッチダウンを決めた。13-28。スタンドからはため息、怒り、激励、さまざまな声が飛び交う。
富士通は初戦の日産の迫力に触発されたのか、その後の試合から、フィールドとサイドライン全員の選手でハドルブレイク(フィールド内の11人が集まって次のプレーのサインが決まった後、手をたたいてお互いを鼓舞し、分散する)を行い、それはこの劣勢な状況でも続いた。
富士通が練習する下野毛グラウンドのクラブハウスの廊下には、ホワイトボードが掲げてある。そこには「どんな劣勢な状況になっても、お互いを信じて、自分を信じて最後まで戦おう。そうすれば、必ず勝てる。必ず勝てる。絶対に勝とう」誰の字かはわからないが、赤いマーカーで、そう書いてあった。
第2Qに入ってすぐの富士通のオフェンスで、RB#28進士がスクリーンパスを受け、そのまま50ヤード近くを走りきり、タッチダウン。19-28と9点差に迫る。結果的に、このあと、これ以上点差が縮まることはなかった。
前半はこのあとそれぞれディフェンスが踏ん張り、お互いに1FGを追加し、22-31で折り返す。前半で見られたパントはオービックの1回だけという、近年まれにみる動きのある試合となったが、富士通の得点シーンは、第2Qでの#17キッカー長谷のフィールドゴールが最後になる。
後半は完全にオービックペース。1回のパントを除けば、全てのシリーズを得点に結びつけ、23点を追加し、トータル54点。一方の富士通は、4シリーズ連続のターンオーバー(3インターセプト、1ファンブルリカバー)で自滅。1試合を通じて両チーム合わせてパント3回(富士通1回、オービック2回)という、大荒れの試合は、「打倒オービック」という富士通の目標を打ち砕く結果となった。
試合後のハドルで、富士通藤田ヘッドコーチは、「我々のやってきたこと、目指していることは間違っていない。個人レベルの少しの差でやられている。これからこの差をどう埋めていくか。まずは、次の試合をやりきるしかない」と選手達に話した。
前半の粘りで、今年の富士通フロンティアーズの強さの一面を垣間見ることができたが、冷静に分析すると、被キックオフリターンタッチダウン2、ターンオーバー5では、どんな相手にも勝ち目はないだろう。プレーオフ出場とともに、日本一の可能性はなくなったが、チームとしての成長の機会はあと1試合残されている。
リーグでもトップクラスの観客動員を誇る富士通フロンティアーズ。ドームのスタンドには職場の同僚や、仲間、家族らが、声を枯らしていた。息子はすでに引退している両親も応援にかけつけた。私が連れてきた、この日初めてアメフトを見た友人も、2時間あまりでフロンティアーズのファンになって、必至に赤い旗を振っていた。
フロンティアーズファンは、いつの日か実現できるかもしれない日本一を夢見て、次の試合も応援にきてくれるだろう。その気持ちに応えられる、夢を持ち続けられる感動を、多くの人に与えて欲しい。それができるのは、富士通フロンティアーズの選手たち。上を向き、闘争心むき出しの姿を、次の大井第2で見せてもらいたい。
文章:フロンティアーズOB 市浦 哲
試合後のコメント
#80 米山
(久しぶりの試合ということもあり)自分なりのプレーを心がけて臨みましたが、まだまだ(やれるという気持ちでいっぱい)ですね。かなりの回数、フィールドに立ち、いい場面で仕事が回ってきたので、結果を残せた部分もありました。しかし、リベンジできなかったのが、非常に悔しいです。(次の試合は)またチームで話し合って、どう戦うか決めていきたいです。今日もたくさんの方に来ていただき、感謝の気持ちを勝利という形で示したかったのですが、うまくいきませんでした。次回こそは、観客のみなさんを喜ばせるプレーをしますので、また応援よろしくお願いします。
#21 今井
今日はチーム全員で戦えた試合だと思いますし、フィールドに出ていない選手もプレーに集中していました。ただ、実力は相手の方が勝っていたと感じました。(今日の試合も)「フロンティアーズのために戦おう」という春からの姿勢を変えることなく、戦ってきたので、今この瞬間に、何が間違っていた、とかではなく、実力の問題だと感じています。もちろん、フロンティアーズには素晴らしい選手がたくさんいます。当然、日本一を取れるチームですし、個人個人がものすごく努力していますし、見習うこともたくさんあります。次の試合も、チームが一つになって戦うだけです。相手がどこであれ、フロンティアーズらしいフットボールをして、私たちを支えてくださっている方々に元気を与えられればと思っています。
インタビューア:長富 怜子



