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#14 福島和敏

秋季リーグ第5節 vs.ルネサスハリケーンズ戦レポート

試合日 2006年11月3日(祝日・金曜日) 会場 大井第2球技場
天候 晴れ 観衆 1,082人
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ 17 27 14 17 75
ルネサスハリケーンズ 0 0 7 0 7

3連休の初日、今シーズン最初で最後の大井第二球技場に1,000人を超す観衆がスタンドに詰め掛けた。プレーオフ出場への望みがなくなった時点で、消化試合になってしまったルネサス戦であったが、選手たちは、全力でこの試合に取り組み、75-7の大勝で今シーズンを終えた。

試合前の練習から、選手たちの表情からは気負いがなくなり、試合を楽しみ、かつ全力で取り組んでいこうという姿勢が見て取れた。この試合で引退を決めている選手もいるだろう。各々が様々な気持ちを持って、フィールドに立っていたに違いない。

試合は#17長谷のキックオフで開始。最初のシリーズを、ルネサスはパスを中心に攻めてきたが、LB#6中里のプレッシャーなどもあり、3回で攻撃を終える。「今日はWRのスペシャルプレーが多いかも」とコーチが話していた富士通オフェンスは、最初のプレーで、いきなりWR#18小島のリバース。シーズン前半は怪我で出場機会が少なかった小島は、その鬱憤を晴らすかのように40ヤード近く走り、33歳となってもいまだ衰えない身体を存分に披露。2プレー後には、RB#20森本のパスでタッチダウン。試合開始2分で早くも富士通が先制した。この後の得点ラッシュを期待させるに充分な滑り出しとなった。

前半の富士通はほぼ完璧と言える内容で、オフェンスは全シリーズを得点に結びつけ、1度のFG以外は全てタッチダウン。またオフェンス以外でも、WR#7金田がパントリターンタッチダウン、DB#14福島がインターセプトリターンタッチダウンなど、6本のタッチダウンで合計得点を44点で前半を折り返した。
ディフェンスも、2Qあたりからドライブされるシーンも出始めたが、要所を締めてルネサスオフェンスをレッドゾーンに進入させず、完封で折り返す。

後半も、WR#25柿沼、#88河瀬らのタッチダウンで得点を重ねた富士通は、31点を追加し、合計得点を75点とした。結局富士通オフェンスは、パントを一度も蹴らず、そして一回のインターセプトは悔やまれるが、それ以外は全てのシリーズを得点に結びつけた。
ディフェンスは、後半最初のシリーズでルネサスに約75ヤードをドライブされタッチダウンを喫し、完封することはできなかった。得点されたこのシリーズは、相手RB#20唐沢に、ラン、パスと交互に3回同じプレーでゲインされ、完全に翻弄された感じであり、ここは少々物足りなさを感じた。しかし、その後は危なげなくルネサスオフェンスを封じ、ファイナルスコア75-7でルネサスを破り、3勝2敗の3位。
またしても関東5強と言われる中で、プレーオフに出場できない5番目の位置に席を置く結果となった。

リーグ戦5試合でシーズンが終わってしまう物悲しさ。サッカーやラグビーのように試合数を増やせば、もっと面白い試合がたくさん見られるかもしれない、また本当に強いチームが勝ち残る可能性が高いのではないか、という負け惜しみのような気持ちを抱きながら、この嬉しくも、はかないルネサス戦を見届け、大井を後にした。

これからもみなさんと一緒に、いつか叶う日本一を夢見て、富士通フロンティアーズを応援したいと思います。
1年間ありがとうございました。

文章:フロンティアーズOB 市浦 哲

試合後のコメント

#29 平澤選手 RB#29 平澤 匠美
リーグ戦で、出場する機会が限られていたのですが、今日は機会を与えてもらったので、その分がんばりました。プレー中、周りもよく見えていました。フロンティアーズに今年から移籍しましたが、若手もベテランも垣根がなく、最高のチームだと感じています。RB陣には、進士、森本、岸野という素晴らしい選手がいますが、みんなが持っていない自分の持ち味を出し、自分なりのプレースタイルを確立していきたいです。オフは仕事に力を入れ、スポーツとの両立をうまくはかっていきたいと思います。

#6 中里副将LB#6 中里 晃
(個人的には)サックなどができてよかったです。今まで、自分のミスで行かれてしまった場面がありましたが、最後にこういう形で、締めくくることができたのはうれしいです。この1年を通じて、個人的にはまだまだできた、と感じています。チームとしては、全員が何かをしようと一度決めたら、100%の力を出せたのがよかったです。今年は、みんなが楽しく、面白くというフロンティアーズスタイルができました。ただ、今年、楽しもうという姿勢を表現するだけでは足りないと痛感したので、+αを見つけることが大切だと思います。それは、これから見つけていきます。最終戦でも多くの人に来ていただいて、すごく応援されていると感じました。昨年よりも、確実に応援しにきてくださる方が増えたので、来年はもっと増やせるように、自分たちもがんばります。来年も応援、よろしくお願いします。

インタビューア:長富 怜子