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フロンティアーズ Official Web Site

#18 QB 出原 章洋選手

秋期リーグ第1節vsオール三菱ライオンズの見どころ

試合日 2007年9月6日(木曜日) 会場 東京ドーム

#18 QB 出原 章洋選手いよいよ2007年秋季シーズンが開幕する。
春の交流戦は、ワールドカップ開催のため各チームとも日本代表候補選出のために主力選手が抜け、結果はほとんど参考にならない。どのチームの戦力も今の時点では全く読めないと言ってもいいだろう。
ただ、その中でも昨年日本一になったオンワードスカイラークスに勝利したのは、若手には自信になったかもしれない。初戦は9月6日にオール三菱と対戦するが、今年は春季交流戦には出場しておらず、情報は全くない。コーチ陣は「不気味な存在だ」と警戒している。

今年も富士通フロンティアーズは、他チームも羨むほどの充実した戦力を補強した。
まずはオフェンス。クォーターバック(QB)では新人の#18出原と日産から移籍した#19吉田に注目したい。出原は、テンポ良くオフェンスをリードし、早くもチーム内で信頼を獲得している。吉田は投げてよし、走ってよしの日大出身らしいQBだ。往年の#4中澤よりポテンシャルは上との評価もあるくらいで、中澤からも「あいつは何度も修羅場を経験している。勝負どころにはめっぽう強いです」と手放しで褒める。この2人に昨年パールボウルを優勝に導いた#16月野と、コーチ兼任の中澤が控える。ここ数年では一番の層の厚さを誇る。

ランニングバック(RB)では#20森本がコーチ兼任となり、彼のヌルっと走り抜ける独自の理論を惜しげもなく後輩RBに伝えている。それを教わるのは今やエースの#28進士、#29平澤、そして今季RBにカムバックした#32千葉だ。特に千葉は本来のセンスを取り戻し、エースを脅かす存在になっている。

オフェンスライン(OL)は今年オービックシーガルズから柳コーチと大野コーチを招聘し、新しいユニットを築き上げている。テンポが速く、質も量も高いハードな練習により、1試合を通じての体力や集中力が格段にあがっていると聞いている。間違いなく練習の雰囲気が変わったと、実際の練習を外から見て感じた。もともとXリーグの中でもサイズのある富士通OL陣が、秋の試合でどんなプレーを見せてくれるのか。期待したい。

#19 QB 吉田 元紀選手ワイドレシーバー(WR)、タイトエンド(TE)はオフェンスの中でも最も層の厚いポジションであろう。ワールドカップ日本代表の#80米山を筆頭に能力の高い選手がローテーションで交代し、誰が出場しても力に遜色ない。
敵としてはやっかいな存在だ。彼らをうまく使いこなせるかが、冒頭出てきたQB出原、吉田らのパス次第だ。

次にディフェンス。アサヒ飲料とのプレシーズンゲームではタッチダウンゼロと、勝負強さを見せたが、内容は決して良くなかった。相手オフェンスへの臨機応変はアジャスト(対応)など課題は残っているようだ。

ディフェンスライン(DL)は新人の#70木村、2年目の#59河西を筆頭に若手の活きが良い。ベテラン#98西もまだまだ健在で、中堅の#37伊藤らと共にスタート争いが激しくなっている。

ラインバッカー(LB)はプライベートから団結し、常に行動を共にしている。まとまりが良く、ディフェンスの雰囲気は、彼らが作り上げている。中でもワールドカップ出場の#45鈴木、#13平井の動きには注目だ。

ディフェンスバック(DB)には新外国人#33シコインが加入。ワールドカップではアメリカ代表で来日し、決勝の日本戦ではインターセプトをあげている実力者だ。また、#21今井主将、#26植木副将のリーダシップにも期待。

キッカー(K)誰がスタートに選ばれてもおかしくない3人、#6小山、#10後藤、#17長谷が控えており、ここも熾烈なポジション争いが繰り広げられそうだ。

こうしてみると、今年の富士通フロンティアーズ、個々の戦力は十分期待できる。しかし、戦力だけでは図れないのが、アメリカンフットボールの醍醐味でもある。チームのモラルや雰囲気、勝利への思い、貪欲さ、そういった目に見えないものが試合を左右することも多い。
誰が見ても、2試合目のオービックシーガルズ戦、3試合目のアサヒビールシルバースター戦が今年の山場であることは間違いないが、初戦の試合でどこまでチームを仕上げられるか。今年は前半の東京ドーム3試合ですべてが決まる。観る側も、短期決戦のつもりで応援しよう。

文章:FRONTIERS OB 市浦 哲