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DL#37伊藤選手

秋期リーグ第4節 vs.ROCBULL戦レポート

試合日 2007年10月21日 会場 川崎球場
天候 晴れ 観衆 1,444人
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ 17 18 20 5 55
ROCBULL 0 0 7 0 7

第4節は、10月21日、この夏ワールドカップが開催された川崎球場で行われた。晴天ということもあり、約1500人の観客がかけつけ、その大勢が地元チームの富士通サイドを占めた。前半からロックブルを圧倒した富士通は、55-7で勝利し、3勝1敗として2位を守った。首位のアサヒビール、3位のオービックも順当に勝利し、EASTディビジョンの順位の行方は最終戦に持ち越される。

試合直前、藤田ヘッドコーチは選手達を前に「今日は"だれた"雰囲気が最大の敵。とにかく目の前の1プレーに集中し、自分達のフットボールをしよう」と伝え、いつも以上に険しい表情が印象的だった。

試合は開始早々、RB(ランニングバック)#28進士のキックオフリターンでいきなり敵陣に入ると、最後はK(キッカー)#17長谷がFG(フィールドゴール)を決めて、3-0と先制した。 1Qは進士のランとパスはWR(ワイドレシーバー)#80米山にボールを集め、QBは#18出原と#19吉田が交互にオフェンスを操る展開となった。ところどころで、ロックブルディフェンスに差し込まれるシーンもあったが、目立ったミスもなく富士通オフェンスは着実に得点を重ねる。

出場メンバーも多彩で、RBは#20森本、#28進士のほかに、#29平澤、#32千葉も投入され層の厚さをみせつけた。平澤は、この日チーム一の52ヤードを走り、千葉はQBからトスされたボールを、ランだと思って前にあがってきたロックブルディフェンスの後ろの#88河瀬にTD(タッチダウン)パスも決めるなど、森本、進士以上の活躍を見せた。

WR#88河瀬選手

藤田ヘッドコーチをはじめ、コーチ陣はこう口を揃える。「今日と次の2試合は消化試合ではない。もちろん勝つことが先決だが、非常に重要な試合になる。プレーオフを勝ち抜くチームにするためには、もともとレギュラー選手と遜色無い、控え選手達の力がどうしても必要になる。この2試合でそれも確かめたい」

RBだけでなく、他のポジションもそれが実行された。QBも#16月野、#4中澤が登場し、それぞれパスを決めスタンドを沸かせた。

前半は、キックオフカバーやディフェンス陣のタックルが甘く、サイドラインからは藤田ヘッドコーチの檄が飛ぶシーンも見られたが、DB(ディフェンスバック)#21今井の出足の早いタックルや、#26植木のインターセプトなどもあり、35-0と相手を完封する。

DB#26植木選手

後半は富士通のキックオフで試合再開。相手のボールを#21今井がファンブルフォース(相手ボールキャリヤに対してファンブルを誘うこと)し、こぼれた球を#89植田が拾ってそのままタッチダウン。願ってもない立ち上がりとなったが徐々に失速。第3Qこそ20得点したものの、そのうちの2TDは前出の植田と、今日大活躍のWR#7金田のキックオフリターンTDで、オフェンスとしては#29平澤のランを中心にドライブしたシリーズ一つのみとなったところが少々残念な内容であった。

ディフェンスも、相手エースWR#15川崎へのパスに対応できず、最後はQBのオプションキープでこの試合唯一の得点を献上する。第4Qは、いずれもディフェンスが踏ん張り、55-7で試合終了。残るリーグ戦は最終戦のルネサスを一試合となった。

この2試合の位置づけは選手も自覚しており、雰囲気がダレそうになるベンチエリアを、主将の今井やOL(オフェンスライン)#75山本らが必死に選手達を鼓舞し続けていたのが印象に残る。次の試合も、今日の試合以上に緊張感をもった試合ができれば、良い形でプレーオフに入ることができるだろう。

ここで、順位について整理しよう。
富士通は、最終戦のルネサスに勝てば、EASTディビジョン1位または2位となり、5年ぶりのプレーオフ出場が決まる。そして、順位については、ルネサス戦の直前に行われるアサヒビールvsオービックの試合結果次第となる。アサヒビールが引き分けるか勝てば、アサヒビール1位、富士通2位。オービックが勝てば、3チームの三つ巴となり3チーム同士の試合の得失点差となる。オービックが9点差以内の勝利の場合、1位富士通、2位アサヒビール。10点差以上の勝利だと、1位富士通、2位オービック。つまり、最終戦の富士通vsルネサス戦前に行われるアサヒビールとオービックの一戦は、両者とも総力戦となることは想像に難くなく、11月4日は少し早く横浜スタジアムに行って、前の試合から観ることをお勧めする。

文章:フロンティアーズOB 市浦 哲

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コーチ・選手のコメント

藤田コーチ藤田ヘッドコーチ:
今日の試合では、まだまだ力不足のところが諸々と出てしまいました。若いチームだけに仕方ないところもありますが、まだまだ先は長いのでこれらから調整していきたいと思います。我々は負けた時点でシーズンが終了します。今はトーナメント戦と同じ状態なので、目の前の1試合1試合を戦っていくだけです。プレーオフ出場に向けて、今は(プレーオフで)勝負になるようにチームを地力を高めていきたいです。今日勝ったことで、プレーオフ出場の可能性は高くなりましたが、先ずは次の試合に向けてどれだけチームの力を上げていくかがポイントです。まだまだプレーに甘さや下手さが見られる場面もありますので、もう一度ファンダメンタルを見直したいと思っています。とにかく残りの試合では、チーム一丸となって必ず勝利します。是非とも応援をよろしくお願いします。

山口選手(LB#23)山口選手(LB#23):
今日は自分の与えられた仕事をしっかりやろうと心掛けました。その結果、インターセプトやQBサックなどビックプレーが出来たので良かったです。ディフェンスはシステム的にも、昨年以上にアグレッシブなので、ブリッツなどではとにかく激しいラッシュで、相手QBにプレッシャーをかけようと思っています。正直、シーガルズ戦に意気込んでいたので、前節のシルバースター戦では、やや守りに入ってしまいました。練習では、もう一度激しさを再徹底してこのゲーム挑みました。結果的にそれが良かったと思います。今は一戦必勝の状態なので、とにかく勝って、見に来て頂いた皆さんに良い試合をしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

平澤選手(RB#29)平澤選手(RB#29):
RBとしてイメージ通りに走れましたが、ゴール前では決められるところを決められなかったので、オフェンスラインとのコミュニケーションを高め、また自分の頭と体ももっと鍛えなければならないと思います。また、細かい体の使い方やテクニックなどももっとつめていきたいです。コンディション的にはかなり良くなってきました。春に怪我したところも完治したので、これからの試合ではもっと出る機会を増やして、チームに貢献したいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

東城選手(C#77)東城選手(C#77):
オフェンスラインとして、コンビネーションが良くなってきたので、これからプレーオフに向けてどこまでつめられるかがポイントです。とにかく、今までやってきたことを1試合通じて出し切り、多少の疲れもありますが、それに負けないようにやっていけば、上(優勝)は見えてくるのではないかと思います。今年のチームが始まってからオフェンスラインは一番辛い練習をしてきましたので、今ようやくその成果が出てきたと思います。柳コーチと大野コーチからは、システム云々というより根性とテクニックを伝授されました。これからもとにかく日本一を目指して直向にやっていくだけです。これからも応援よろしくお願いします。

西選手(DL#98)西選手(DL#98):
いつも言われている通り、「1プレー集中」ということでやっています。先ずは相手プレーヤーのキーに激しくヒットして、ボールキャリヤにプレッシャーをかけられるようプレーしています。ディフェンスラインはメンバー的にも厳しいですが、逆にこのメンバーで今は一致団結できています。プレーオフに向けても、今まで通りに全力を尽くして、相手は誰であろうと、一戦一戦戦っていくだけです。自分たちの目標に向かって1プレー1プレー集中して確実に勝っていきたいと思います。その結果が日本一ということになります。次ゲームも応援よろしくお願いします。