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秋期リーグ第5節 vs.ルネサスハリケーンズ戦レポート
| 試合日 | 2007年11月4日 | 会場 | 横浜スタジアム |
| 天候 | 晴れ | 観衆 | - |
| チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
| 富士通フロンティアーズ | 14 | 23 | 14 | 14 | 65 |
| ルネサスハリケーンズ | 3 | 3 | 6 | 0 | 12 |
EASTディビジョンのリーグ最終戦は、小春日和となった横浜スタジアムで全3試合が行われた。最後に登場した富士通フロンティアーズは、下位チームのルネサスハリケーンズを65-12で圧倒し、最終戦を勝利で飾った。詳細は後述するが、5年振りのディビジョン優勝を果たした。
しかし、試合内容はあまりよくない。オフェンスはフォルススタートの反則や、プレーの精彩を欠くなど課題がある。ディフェンスも、ディフェンスラインのオフサイドや、近年では珍しい両TE(タイトエンド)のT体型からタイミングの速いランプレーやオプションなどを中心としたルネサスオフェンスにドライブされるシーンが目立った。出場メンバーはベストに近い状態であり、気持ちの問題か、リーグ戦の疲労がたまっているのが要因か、いずれにしてもプレーオフに向けての課題となった。
そんな中、大量得点の原動力として存在感を示したのはオフェンスのスキルポジション。日本代表ワイドレシーバー(WR)#80米山がようやく本領を発揮し、キックオフリターンやパスキャッチなど随所で運動能力の高さを披露する。またいつもは#20森本と#28進士の控えに回っているランニングバック(RB)#32千葉と#29平澤も、今後コーチに起用方法を悩ますほどの活躍をみせた。


試合後、藤田ヘッドコーチは選手達に、「リーグ戦を戦い抜き、プレーオフ出場を勝ち取ったことは本当に良くやったと思う。おめでとう。しかし、ようやく日本一を狙うと言って恥ずかしくない位置にたどり着いたに過ぎない。ここからはもっと厳しい世界に入る。優勝する1チーム以外は、みんな負けて終わり、悔しい思いをして終わる。我々はまだ他の5チームに比べて力は劣っている。これから1ヶ月、問題意識をもって練習に取り組んで欲しい。それができるかできないかで、同じ時間を過ごしても結果は変わってくる。」
次の試合まで時間が空くことで、怪我人が回復するなどコンディションが整うというメリットがある反面、選手達の試合を重ねる毎の成長機会が1試合少なくなる。緊張感のある試合としては、10月11日のアサヒビール戦以降1ヶ月半以上空くことになりその辺の懸念もなくはない。「ひとつひとつに問題意識をもった練習」ができるかどうかがこの1ヶ月の勝負になりそうだ。藤田ヘッドコーチは帰り際選手達にこう言い残した。「この1ヶ月、めちゃめちゃしんどい練習する。覚悟しとけよ。」 選手達、特にオフェンスライン、ディフェンスラインのどちらかというと練習嫌いなメンバーたちの顔が勝利に沸いた笑顔が次々にこわばっていく。普段より、練習が厳しいといわれる藤田ヘッドコーチの「めちゃめちゃしんどい練習」、選手達には申し訳ないが、一度拝見したい。
この日の2試合目に登場したアサヒビールとオービックの試合は、プレーオフ出場へは10点差以上での勝利が条件であったオービックが55-6の信じられない圧勝で、富士通との敗戦から見事にカムバックした姿を披露した。この結果、4勝1敗(勝ち点8)で富士通、アサヒビール、オービックが並び、当該チームの得失点差により1位富士通、2位オービック3位アサヒビールとなった(規定により、1試合の最大得失点差は20となる)。プレーオフには上位2チームが出場する。

CENTRALディビジョンも3チームが4勝1敗で並び、得失点差の結果、鹿島とオンワードスカイラークスの出場が前日決まっている。また、関西のWESTディビジョンは松下電工とアサヒ飲料が駒を進め、ファイナル6の全てのチームが顔を揃えた。
〔詳細はXリーグ公式サイト参照(http://www.xleague.com/)〕
富士通とルネサスの試合後、21時から横浜スタジアムで関係者による抽選会が行われ、ファイナル6の組み合わせが決まった。富士通の今井主将がクジを引きシード権を獲得した。これにより富士通は12月1日(土曜日)に横浜スタジアムで行われる準決勝からの登場となる。対戦相手はオンワードスカイラークスとアサヒ飲料の勝者。2チームとも今年、春季交流戦と夏のプレシーズンマッチでそれぞれ戦っており、いずれも接戦の末、勝利している。久しぶりの富士通の晴れ舞台、1ヵ月後の12月1日横浜スタジアム。この試合を見逃す手はない。
文章:フロンティアーズOB 市浦 哲
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コーチ・選手のコメント
藤田ヘッドコーチ:
ルネサス戦では、チームとしてまとまり、ひたむきにプレーすることができたのは収穫です。 ただ全くもって、地力不足だと感じました。運動能力はありますが、フットボールがまだ下手です。スタッフ・選手含めチーム全体としてフットボールの理解、勝負に対する認識と理解がまだまだ低く、今のままでは上位チームとは勝負になりません。まだチームとして出来上がっていない時期に、オービックに勝てたことが、プレーオフ出場を得られた一番の理由です。また、その試合で、キックのロングゲインをタッチダウンさせず、自陣ゴール前ぎりぎりで止めて、その後ディフェンスがしのぎ得点をさせなかったことが、その後の3つ巴戦の得失点差に大きく影響しました。あきらめないプレーをし続けることで生まれた幸運です。
ただ1位については、完全に他のチームの勝敗によるもので、2位までが自分達としてやったことの結果であり、あまり評価に値しないと思います。(プレーオフ進出に当たっては)まずは残りの日数でファンダメンタルの徹底が必要です。トップチームと対等に勝負できる状態にまでなれるかどうかが勝負です。あとは1プレー1プレーをひたむきにプレーするだけです。その中で勝機を見出しものにする以外ありません。まだまだ力不足ではありますが、FRONTIERSは発展の可能性の秘めたチームです。もう一回り力をつけて、日ごろのご支援、ご声援に感謝し、精一杯戦います。ご声援よろしくお願いいたします。
今井主将(DB#21):
(このリーグ戦を通して)とにかく必死にプレーをする、ひたむきにプレーをする、ということを藤田ヘッドコーチはじめ、コーチ陣から言われていました。それができるチームになってきたことが、今までと変わったところだと思います。自分自身のプレーについては、まだ直すべきところがあります。ミスをして負けるのが本当に嫌なので、自信を持って試合に臨めるように練習していきたいと思います。私は、まだプレーオフに出たことがないのですが、これからは自分たちより実力があるチームばかりとの対戦になるので、挑戦する気持ちを忘れず、自分たちが持てる力を出し切ることが一番大切です。
私たちが本気で戦えるのは、ファンのみなさんが支えてくれているからです。そういう場を与えてくださることに感謝しています。本気でプレーをする姿を見せることで、応援して下さるファンのみなさんが喜んでくれると思っていますので、最後まで本気でプレーして、日本一になれるよう、がんばりたいと思います。応援よろしくお願いします。
大浦選手(DB#24):
今日のパスインターセプトは、たまたま自分のところに来たという感じです。あまり、コーナーバック(CB)のプレーには絡めていないのですが、1プレー1プレーに集中することはできました。ただ、このシーズンを通して、まだ満足いく結果を出し切れていないので、これから、もっといいプレーができるようにがんばります。自分にとっては、初めてのプレーオフになるので、一戦一戦とにかく全力を尽くすだけです。日本一を目指してがんばりますので、応援よろしくお願いします。
千葉選手(RB#32):
今まで試合に出られなかったので、フィールドに立ったらいつもとは違うように感じていて、少しキレがなかったと思います。もしかしたら、久しぶりで緊張をしてしまったのかもしれません。ただ、徐々に試合感覚を取り戻して自分のプレーが出せました。プレーオフでも、自分がフィールドに立てれば、最高のパフォーマンスを見せたいです。とにかく頑張るしかないですね。これからも応援、よろしくお願いします。
中里選手(LB#99):
今日の試合で、1プレーだけ間に合わなかったプレーがありましたが、それ以外は、タックルもしっかりとできたと思います。「最後までやりきろう」というのをシーズンの初めに目標として掲げ、強い気持ちで臨んだのが、いい結果に繋がっているのではないかと思っています。自分にとっては初めてのプレーオフなので、とにかく思いっきりプレーして相手を止めたいです。チームとしては5年ぶりのファイナル進出となりますが、勝って富士通グループを盛り上げていきたいと思います。1月3日まで応援をお願いします。
米山選手(WR#80):
久しぶりに試合に多く出て、それなりの結果を残すことができました。自分にとってプレーオフは初めてなので、とても楽しみです。同時に、もっとがんばらなければと思っています。今年のW杯の出場が自信になればと考えていました。強い相手に当たったときに、自分の力を発揮でき、チームの勝利に貢献したいと思っていました。コーチ陣からは、取って走るということを期待されているので、試合への出場するチャンスを増やせるように頑張ります。FRONTIERSは、勢いが出たら強いチームです。自分自身を奮い立たせて、チームに勢いが出るような戦いをしたいです。今日も夜遅くまで応援していただきありがとうございます。これから強い相手との対戦になりますので、みなさんの力が必要です。これからも応援、よろしくお願いします。















