[sports.fujitsu.com〜富士通のスポーツ活動〜]
フロンティアーズ Official Web Site

2007年Xリーグ頂点への道 JAPAN X BOWLの見どころ
5年ぶりのプレーオフ出場で、決勝のステージであるJAPAN X BOWL(JXB)まで勝ち登った富士通フロンティアーズは、12月17日(月曜日)のマンデーナイトに松下電工インパルスと日本一をかけて対決する。
松下電工インパルスは言わずと知れた「西の雄」で、8年連続WEST1位、しかも過去6年はすべて全勝優勝で飾っている強豪中の強豪だ。7月に行われたワールドカップには8名を代表選手に送り込んでいる。準決勝のオービックシーガルズ戦は、タイブレイクの激戦を制したが、オービックの神がかり的な追い上げはあったものの、松下電工の圧倒的な強さが目立った試合内容であった。
松下電工オフェンスは日本代表クォーターバック(QB)#8高田が率い、パッシングモアなオフェンスを展開する。ターゲットとなるのは日本代表ワイドレシーバー (WR)#7長谷川だ。準決勝のオービック戦でも一人で10回のキャッチで166ヤードを稼ぎ出している。#2霊山、#22下川などの能力高いWRもいるが、長谷川がQB高田のナンバーワンターゲットであることは間違いない。またQB高田の厄介なところは、プレーが崩れてからのパスと自らのスクランブルラン能力の高さである。フロンティアーズディフェンスとしては、プレッシャーをかけただけでは、全く油断ならない。最後まできっちりと仕留めないと、逆にビッグゲインの危険性を秘めていることをディフェンスメンバーは忘れてはならない。ランニングバック(RB)は日本代表#20石野と、要所で出場するベテラン38歳#33粳田を中心にタレントが揃う。フロンティアーズディフェンスとしては、彼らのランプレーを止めないことには、厳しい戦いになるだろう。
一方、松下電工ディフェンスは、国内最強のメンバーを誇る。11ポジションのうち、日本代表が5人。まずは第一列のディフェンスライン。#43脇坂、#59三輪、#13山中の3人は日本代表に選ばれ、フロンティアーズが誇る大型オフェンスラインとの対決が注目される。この試合の最大のみどころといっていいだろう。日本代表のフロンティアーズランバッカー(LB)#13平井は、大学先輩でもある松下電工DL#13山中のプレーに憧れ、それに近づき、追い越そうと同じ背番号をつけている。ディフェンス同士の#13対決も興味深い。LBは日本代表の#10東が要を守り、うしろには同じく日本代表ベテランCB#16野村が控える。先日のオービック戦での試合を決めたインターセプトが記憶に新しい。震えるくらいのメンバーが揃うが、この国内最強ディフェンスに対して、今季絶好調のフロンティアーズオフェンスがどこまでやれるのか、今からわくわくする。
キッキングゲームも、松下電工#9太田、#15小笠原に対して、フロンティアーズも#17長谷、#6小山、#10後藤と両者豪華メンバーが揃い、試合の流れを左右しかねない鍵を彼らが握る。
今年のフロンティアーズの強さの最大の要因は、オフェンスラインの成長とQB#18出原、#19吉田の活躍であろう。東京開催というアドバンテージがある分、いつも通りのプレーができる確率も高い。2005年のJXBは、オービックが松下電工に第3Q途中まで0-16とリードされていながら、最後まであきらめず、結果として25-16で勝利した。何が起こるかわからないのが大舞台。最後まであきらめることなく普段通りに攻め続け、守り続けることができれば勝機はある。
今季、今井主将の発案のチーム全員が持ち回りで今の自分の気持ちを書く「ONEFAMILY NOTE」。9月1日から始めて、選手、コーチ、マネージャー、トレーナー全員に回し、お互いの想いを綴る。毎回このノートを朗読し、お互いの気持ちを確認してから練習が始まる。準決勝のオンワードスカイラークスの試合前の練習では、今井主将が感極まって涙したという。まだ全員には回りきってないというが、この 2週間でより結束が強くなることは想像に難くない。17日の試合はチームとしてベストパフォーマンスを最後までやり続ければ結果は出る。
フロンティアーズの大応援団が東京ドームに集結すれば、東京開催のアドバンテージは更に増すはずだ。念願の日本一と、初のライスボウル出場をかけて12月17日、東京ドームで松下電工インパルスとの最大の決戦。フロンティアーズの歴史に、新たな 1ページが刻まれるかもしれない。

文章:フロンティアーズOB 市浦 哲



