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試合レポート

| 試合日 | 2008年5月31日 |
|---|---|
| 天候 | 雨 |
| 会場 | 大井第二球技場 |
| 観衆 | 814人 |
| 富士通 フロンティアーズ |
オービック シーガルズ |
|
| 29 | ‐ | 24 |
| チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
|---|---|---|---|---|---|
| 富士通フロンティアーズ | 9 | 7 | 0 | 13 | 29 |
| オービックシーガルズ | 7 | 10 | 7 | 0 | 24 |
| TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オービック | 1 | 01:34 | RUSH | #20 古谷 | 1 | KICK | #1 金親 | G |
| 富士通 | 1 | 04:18 | FG | #1 小山 | 35 | G | ||
| 富士通 | 1 | 09:13 | RUSH | #19 吉田 | 3 | KICK | #8 安田 | NG |
| オービック | 2 | 04:51 | RUSH | #20 古谷 | 26 | KICK | #1 金親 | G |
| オービック | 2 | 11:13 | FG | #1 金親 | 36 | G | ||
| 富士通 | 2 | 13:39 | PASS | #18 出原 →#80 米山 |
28 | KICK | #10 後藤 | G |
| オービック | 3 | 15:00 | RUSH | #20古谷 | 1 | KICK | #1 金親 | G |
| 富士通 | 4 | 07:32 | PASS | #19 吉田 →#88 河瀬 |
35 | RUSH | #18 出原 | NG |
| 富士通 | 4 | 12:19 | PASS | #18 出原 →#86 清水 |
26 | KICK | #1 小山 | G |
パールボウル(決勝)出場を決めるトーナメントの準決勝。冷たい小雨が降り続く中、富士通フロンティアーズは、強敵オービックシーガルズに第4Q(クォーター)までリードされるものの、WR(ワイドレシーバー)#86清水への逆転タッチダウンパスが見事に決まり、ファイナルスコア29対24で勝利し、パールボウル決勝進出を決めた。パールボウル決勝は、6月17日(火曜日)東京ドームにて、連覇をかけて鹿島ディアーズと対戦する。
決勝トーナメントからは、1クォーター15分で行われる。フロンティアーズのキックオフで試合開始。K(キッカー)#1小山のキックをシーガルズ#83がなんとゴール前5ヤードまでロングリターン。反則も重なり、ゴール前2ヤードからのフロンティアーズのファーストディフェンスとなる。DL(ディフェンスライン)陣が踏ん張るものの、中央突破でタッチダウン。キックも決まり、試合開始1分34秒で0対7と先制されてしまう。
自陣49ヤードからのフロンティアーズのファーストオフェンス。QB(クォーターバック)#18出原と#19吉田を交互に起用。また今日も、RB(ランニングバック)#28進士、#29平澤のランプレーがコンスタントのゲインする。WR#86清水、TE(タイトエンド)#89植田へのパスが決まり敵陣に攻め込む。4分18秒、K#1小山が35ヤードFG(フィールドゴール)を決めて、3対7と追い上げる。

ボールポジションが悪く、先制こそ許したものの、フロンティアーズディフェンスは、次のシーガルズオフェンスを3アウトに抑えてオフェンスに繋ぐ。フロンティアーズQB#18出原、#19吉田は、マンツーマン主体のシーガルズディフェンスに対して面白いようにパスを成功させて1stダウンの更新を続ける。
9分13秒、QB#19吉田は、オプションプレー(QBが持って走るかRBに渡すか選択するランプレー)で自ら3ヤードを走りタッチダウンを決める。PATは、センターとホルダーとのタイミングが合わずキックまで至らずノーグッド。9対7でフロンティアーズがリードする。
その後、両チームのディフェンスが奮闘し膠着状態が続く。DL#13平井、LB(ラインバッカー)#45鈴木、DB(ディフェンスバック)#14福島らが、シーガルズRBにハードヒットを浴びせる。
しかし4分51秒、オービックオフェンスは、オプションプレーからピッチを受けたRB#20が26ヤードを走りタッチダウン。キックも決まり9対14と逆転される。
その後も、自陣3ヤードから始まったシーガルズオフェンスに、連続して1stダウンを更新され自陣24ヤードまで攻め込まれる。
11分13秒、最後はシーガルズK#1に36ヤードFGを決められ9対17とリードが拡がる。
自陣16ヤードからのフロンティアーズオフェンス。2Qの残り時間も2分を切った。ここでQB#18出原が操るノーハドルオフェンスを展開する。OL(オフェンスライン)は完璧なパスプロテクションだ。WR#80米山、#86清水へのパスが連続して決まり1stダウン更新を続ける。
13分39秒、QB#18出原から再びWR#80米山へのパスが成功。相手タックルを振り切ってサイドライン際を走り、28ヤードのタッチダウンパスで6点追加。K#10後藤のキックも決まり、16対17に追い上げる。シーガルズの1点リードで前半終了。

シーガルズのキックオフで試合再開。フロンティアーズリターナー#80米山が、31ヤードまでリターンし、フロンティアーズの後半最初のオフェンスが始まる。RB#28進士、#28平澤のランプレーがゲインする。しかし、3rdダウンロングで投げたパスがインターセプトされる。
ターンオーバーからのフロンティアーズディフェンスだが、DL#37伊藤、#97岩熊、LB#54高崎のナイスタックルで、シーガルズオフェンスの前進を止める。再び、両チームのディフェンスが奮闘し、壮絶なディフェンスゲームを繰り広げる。

しかし、シーガルズオフェンスが徐々にリズムをつかみ出す。ランプレーで左右に揺さぶり、WR#83へのパスでゴール前まで前進される。
第3Q終了間際、シーガルズRB#20の中央突破でタッチダウン。キックも決まり16対24と更にリードが拡がる。
自陣35ヤードからのフロンティアーズオフェンス。QB#19吉田のランプレーを中心に敵陣35ヤードまで前進。RB#28進士のランプレーで更に前進するが、1stダウンには至らず4thダウンギャンブルへ。QB#18で出原からのパスは惜しくも不成功。攻撃権は再びシーガルズへ。
しかし、フロンティアーズディフェンスはモメンタムを譲らない。横に展開するシーガルズオフェンスを全員がパシュート。DB#14福島、#8安田がハードタックル。3edダウンロングではLB#45鈴木がシーガルズQBにブリッツで強烈なプレッシャーを与える。3アウトでパントとなりフロンティアーズのオフェンスへ。勝負はこれからだ。
自陣15ヤードからのフロンティアーズオフェンス。QB#19吉田の得意のランプレーで大きくゲインする。さらに、QB#18出原からWR#88河瀬へのパス成功で敵陣まで攻め込む。QB#19吉田の自らランプレーで更に前進する。
7分32秒 QB#19吉田は、オプションプレーで自ら走ると見せかけ(フェイク)て、フリーなったWR#88河瀬へのパスが見事に決まる。WR#88河瀬はそのままエンドゾーンまで走りタッチダウン。6点追加で22対24の2点差でPATへ。ここでフロンティアーズベンチは、キックではなくプレーで2点を狙う2ポイントコンバージョンを選択する。決まれば同点。しかし、シーガルズディフェンスはQB#18出原へプレッシャーをかける。自らスクランブルで走るもののエンドゾーンまで至らず2ポイントは失敗。スコアはそのまま22対24の2点差。
自陣34ヤードからのシーガルズオフェンス。何とかモメンタムを維持したいフロンティアーズディフェンス。LB#2甲斐のパスカットで1stダウンの更新を阻む。3アウトで再び攻撃権はフロンティアーズへ。
2点差のフロンティアーズのキャッチアップオフェンスが始まる。しかし、その3rdダウン。QB#18出原のパスはインターセプト。自陣25ヤードで攻撃権はシーガルズへ。試合終了まで3分を切った。万事休すか。
しかし、ここで新人DB#7藤田がビッグプレー。シーガルズの2ndダウン。タッチダウンを狙ったパスをエンドゾーンでインターセプト。再び攻撃権はフロンティアーズへ。
自陣20ヤードからのフロンティアーズオフェンス。再び2点差のキャッチアップオフェンス。ノーハドルからQB#18出原からWR#86清水、#88河瀬、#80米山、#84久保田へのパスが連続して決まり敵陣へ攻め込む。
12分19秒、QB#18出原から#86清水への26ヤードタッチダウンパスが決まる。K#1小山のキックも成功し、29対24で逆転した。

ファイナルスコア29対24で富士通フロンティアーズは逆転でオービックシーガルズを下し、6月17日(火曜日)に行われる第32回パールボウル決勝進出を決めた。パールボウル連覇をかけて鹿島ディアーズに挑む。Go Go FRONTIERS!

藤田ヘッドコーチ
選手が最後まで諦めることなく、本当に頑張ったと思います。最後にディフェンス陣がボールを取り返しましたし、それをオフェンスがタッチダウンまで持っていけたので本当に良かったです。
今日も試合開始のリターンでまたやられてしまいましたが、ラインがすごくよく頑張っていて、互角に試合ができました。ライン戦を頑張れたのが勝利の大きなポイントです。今日の勝利は自信に繋がったと思います。しかし、相手はベストメンバーではないことを忘れてはいけません。もちろん勝てたことは大きいですし、自分たちがやってきたことが成果として現れたのが何よりも大きな収穫です。決勝戦も強敵の鹿島ディアーズとの一戦となりますが、強い相手ともう一試合戦えるのは、非常に大きいと思っています。いつも応援ありがとうございます。選手たちも粘り強く戦い、勝利を収めることができました。次は東京ドームで鹿島との一戦となり、どのような試合展開になるか分かりませんが、観客の皆さんに、私たちの頑張りが伝わるような試合にしたいので、ぜひ応援をよろしくお願いします。
#7 藤田選手
パスインターセプトは、偶然にもボールが飛んできたので、それをキャッチしたという感じです。自分一人の力ではなくて、先輩などチーム全員が生んだプレーだと思います。まだ、思い切ったプレーができていないので、もっと自分らしさを出していきたいです。
今年から社会人としてプレーをしていますが、サインの面で学生時代との違いを感じています。アサインメントがしっかりと整備されていますが、まだ完全に理解し切れていないので、今後の課題としていきたいです。
今日の勝利は、素直に嬉しいという気持ちでいっぱいです。東京ドームで試合をしたいと思っていましたので、ぜひ勝ちたいです。ファンのみなさんには、これからも自分も含めてチームへの応援をお願いします。
#28 進士選手
独走してタッチダウンを取ることも目指していましたが、今日は辛うじて合格点を与えられるくらいの役割しか果たせませんでした。要所、要所でのランしかできませんでした。ただ、このいい流れを決勝戦にもつなげて、最高の形で春のシーズンを終えたいと考えています。
ポジションリーダーという立場にありますが、リーダーということをあまり意識しすぎず、チームの雰囲気を盛り上げていくように頑張っていきます。今日の試合は、オフェンスの流れがよかったと感じています。それはファンのみなさんの応援があったからです。東京ドームでの決勝戦も、引き続き応援をよろしくお願いします!
#80 米山選手
キックは本来の役割ではなかったため、徐々にぎこちなさを露呈してしまうのではないかと不安でした。オービックのキックオフリターンが止まらなかった時の補助として準備をしていたのですが、それがフル回転するとは思っていませんでした。ただ、それで清水選手(シーガルズWR)を止めることができたのは大きかったですし嬉しかったです。
また、キッキングに限らず、要所でしっかりとボールをキャッチできたのは良かったです。一方で、まだ求められているものからは程遠いので、それに近づいていきたいです。自分自身もそうですが、チームのみんなが今日の勝利により自信をつけたのではないでしょうか。プレーをする度に、どんどん強くなっていくと思うので、この勢いで次もいきたいです。
今日は悪天候の中、たくさんの方に詰め掛けていただき嬉しく思っています。次は東京ドームで天候に左右されませんので、ぜひ熱い応援をしに来て下さい。