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試合レポート

| 試合日 | 2008年9月14日 |
|---|---|
| 天候 | 晴れ |
| 会場 | 川崎球場 |
| 観衆 | 1,154人 |
| 富士通 フロンティアーズ |
富士ゼロックス ミネルヴァAFC |
|
| 60 | ‐ | 14 |
| チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
|---|---|---|---|---|---|
| 富士通フロンティアーズ | 27 | 14 | 6 | 13 | 60 |
| 富士ゼロックスミネルヴァAFC | 0 | 7 | 0 | 7 | 14 |
| TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 富士通 | 1 | 00:24 | KOR | #28 進士 | 71 | KICK | #10後藤 | G |
| 富士通 | 1 | 09:04 | RUSH | #20 森本 | 1 | KICK | #10 後藤 | NG |
| 富士通 | 1 | 10:40 | PRet | #45 鈴木 | 27 | RUSH | #28 進士 | G |
| 富士通 | 1 | 11:32 | INT | #45 鈴木 | 25 | KICK | #10 後藤 | NG |
| 富士通 | 2 | 06:51 | RUSH | #29 平澤 | 1 | KICK | #10 後藤 | G |
| 富士ゼロックス | 2 | 10:27 | PASS | #10 帆足 →#23 佐藤 |
13 | KICK | #47 平岡 | G |
| 富士通 | 2 | 11:40 | RUSH | #28 進士 | 2 | KICK | #10 後藤 | G |
| 富士通 | 3 | 10:10 | PASS | #18 出原 →#86 清水 |
63 | PASS | #8 安田 | NG |
| 富士ゼロックス | 4 | 02:50 | RUSH | #3 前川 | 6 | KICK | #47 平岡 | G |
| 富士通 | 4 | 08:01 | FUM | #97 岩熊 | 12 | KICK | #10 後藤 | G |
| 富士通 | 4 | 11:08 | PASS | #18 出原 →#80 米山 |
24 | PASS | #18 出原 | NG |
ファン待望の秋季リーグ戦が開幕した。富士通フロンティアーズの初戦は、富士ゼロックスミネルヴァAFC(以下ミネルヴァ)との一戦。
双方に反則やミスが多く、全体的に締まりの無い試合となったが、自力に勝るフロンティアーズが、60-14と圧勝。まずは初戦を白星で飾った。
試合開始直後のキックオフで、#28進士が71ヤードのリターンタッチダウン。
これを皮切りに、#29平澤、春季出場のなかった#20森本、ディフェンスでは#45鈴木の2つのタッチダウン(インターセプトリターン、パントブロックからのリターン)などもあり、前半で41-7と試合を決めた。

注目のフロンティアーズOL(オフェンスライン)であったが、初戦としてはまずまず。この秋からバイスキャプテン#57白木がセンターを務め、#75山本、#60安木、新人の#52高橋、#58山元の5人がスターティングメンバー。ミネルヴァのディフェンスは、能力の高いフロンティアーズWR(ワイドレシーバー)に対してマンツーマンが引けず、フロントのプレッシャーがあまりなかったこともあったが、フロンティアーズのパスプロテクションはほぼ完璧。QB(クォーターバック)とWRのキャッチボールに課題があったものの、OLとしてはパスプレーに関しては仕事をしたと言ってもいいだろう。
一方のランプレーに関して、物足りなさが残った。パス主体の攻撃スタイルになってきているとはいえ、ランプレーでごりごりドライブするシーンをファンは見たい。横の選手との連携も必要だが、特に1対1での押す力、OLには圧倒的な力を要求したい。今のままでは、昨年大敗した松下電工はおろか、同ディビジョンのオンワード、アサヒビールの強力ディフェンスにも、パスだけでは手詰まりになる。日本一のオフェンスチームになるには、ランユニットの再建が急務だ。

1試合で341ヤードを稼いだQB、WRのパスユニットも、まだ連携ミスが否めない。プレッシャーが無い中で、パスが決まらないのは致命傷。日本一との呼び声高いフロンティアーズのWR陣の本領発揮を期待する。ただ、1人の選手にパスが集中しないことがフロンティアーズの最大の武器であろう。パス成功23プレー中、実に11人の選手にパスを投げ分けているのは、WR陣の層の厚さを証明している。これだけ選手の数がいると、練習量も必要になると思うが、QB#18出原、#19吉田との呼吸を全員が合わせられるようになれば、対戦相手としてはこれほど怖いユニットはない。


一方、ディフェンスでは、#26植木がパントブロック、#45鈴木が2タッチダウン、#97岩熊が1タッチダウンを奪い、派手さが目立ったが、課題も多い。
DL(ディフェンスライン)は相手オフェンスにプレッシャーをかけ続けたが、パスラッシュが多いゆえに、ランブロックに対して姿勢が高くなる傾向が見られた。


また、キッキングで気になるところは、タッチダウンの後のTFP(トライフォーポイント)の失敗。後半戦に入ってくると、1点、3点勝負が増えてくる。
FG(フィールドゴール)チーム全員が失敗の原因を徹底的に追究し、今後の試合では確実な得点を期待する。
前日の試合でオンワードがアサヒビールに完勝し、アサヒビールは後がなくなっている。照準は、間違いなく4戦目のフロンティアーズ戦。14日のフロンティアーズ-ミネルヴァ戦にもアサヒビールの選手はスカウティングに訪れている。ここ一番のアサヒビールの強さは、誰もが知るところ。フロンティアーズが4戦目のアサヒビール戦にどこまでもっていけるのか。まずは次の試合で、アサヒビールと戦えるだけのチームになっているかどうか、期待したい。
文章:フロンティアーズOB 市浦 哲
藤田ヘッドコーチ
初戦ということでしばらくゲームからは離れていたので、そういう意味では、今日の試合は、仕方ない部分もあるかと思います。
ただ、やはり自分たちが行きたいところを考えると、こういうゲームではダメかと思います。本来はもっと能力があるんだから、できなければいけない。それが出来ないことが、歯がゆくて・・・。力を出しきった結果がこれなら良いのですが、これを認めているようだと、いつまでたっても、力が出るようにならないので、そこをみんなが認識してくれればと思います。
あとわずかなところを埋めるのは、練習はもちろん、絶対に埋めるんだという認識、強い気持ちだと考えています。意識が変わることで、結果も絶対、変わってきます。これからは、練習の量を増やすことは難しいので、練習の質と気持ちの部分を意識していきたい。
連休の中日に、たくさんの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございます。まだ未熟なチームですが、選手・スタッフみんなが本気になって、日本一を目指していますので、これからもぜひ応援してください。
#26 植木選手
初戦を戦い終え、「まだまだ」というのが正直な気持ちです。まだまだというのは、「タックルができた。パスカバーができた」という結果だけで喜んでいることに対して、感じていました。そうではなくて、そこまでのプロセスで、自分が目指していることができたか、ということで判断しないと、特にこういう点差があるゲームでは意味がなくなってしまいます。まだ、自分のプロセスへのこだわりが足りないと感じました。
今日の試合でよかった点を挙げるとすれば、自分で心がけていることが要所で見せることができたことです。例えば、今までは、タックルをするときに頭でいってしまう癖があったので、今日はヘルメットを外して、しっかり体を守りつつ、ハードヒットするとか、最近はパントリターナーをやっているので、返せるところで勝負して返すとか。ただ、全てが想像の範囲内だった。これからは、想像以上のことを出せるように、自分のプレーを追及していきたい。
日本一を目指すにあたり必要なことは、ここぞという場面をいかに、ものにするかだと思います。試合中、「ここ」という局面が絶対に出てきます。
例えば、オフェンスなら、ディフェンスがインターセプトした次のプレーや、ここで攻める!というときに、攻めきれるか。別の特別なプレーを求めているわけではなくて、パスがきちんと決められるかという基本的なことです。逆にディフェンスなら、ここは絶対に止めなければいけないという局面で、相手を抑えられるか。今日で言えば、特に後半にその課題が露呈されたので、今後、修正をしていきたいです。
日本一に向けて、まだこれでは、満足できませんし、目指しているところはもっと上にあるので、ファンのみなさんには、厳しい目線で叱咤、激励していただければと思います。ここ一番の対戦で、自分たちのプレーを存分に出したいですし、そのプレーを見て、ファンのみなさんがもっとアツい応援をしていただけたら、うれしいです。
#45 鈴木選手
秋の初戦を戦うにあたり考えていたのが、いかに今後に勢いをつけるゲームをできるか、ということでした。相手は去年のリーグ戦の下位チームで、うちは1位。力の差があるのが当たり前という状況の中、今日の1試合を淡々と戦い、結果勝ちましたというのでは、ダメだと考えていました。個人としては、1プレーでも、2プレーでも、何かしら次に繋がるプレーを、と思っていました。次戦まで、あと一週間しかないので、飛躍的にうまくなることはないと思います。
ですから、今日の試合を反省して、連携の部分など、細かな修正点を見つけ、改善できれば、もうワンランク上にいけると思います。
その先には「日本一」という目標がありますが、今、その目標が何となく漠然となっていると思うんです。過去に日本一を経験した選手も少ないので、どうしたら日本一になれるかという、正しい答えの導き方は分からない人がほとんどです。だから、出来ることをみんなが本気で取り組んでいくことで、日本一へと向かっていきたいです。
今日も、3連休の中日のこんな時間にたくさんの方に応援に来ていただいてうれしいです。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。
#92 一木選手
合宿で行ってきた基本的な部分が、試合という本番で、みんなできていないと感じました。気持ちだけが飛び出してしまい、プレーと結びついていず、基本ができないまま、1試合が終わってしまったという印象でした。
もっと、これから対戦相手が強くなってくるので、取り組んでいることが正確に出せるかどうかが、勝負になってくると思います。
個人として、今日よかった点を上げるとしたら、最後まで諦めないで、ボールを追いかける、というのを合宿でやってきましたが、この試合でそれを続けることです。
今後もそれを継続できるようにしたいです。逆に今後の課題としては、1対1のヒットをはじめ、基本がまだ出し切れてないので、1プレーずつ、いかに練習の成果を忠実に出せるか、ということが挙げられます。
この秋も初戦からたくさんの方々に応援していただき、感謝しています。ただ、ファールやミスが多かったので、これからは、もっといいプレーを見せていきます。
引き続き、応援をよろしくお願いします。
#97 岩熊選手
チームとしては、いろいろと課題がありますが、個人としても、今回の試合で課題が見えました。これから徐々に強敵との対戦となっていきますので、今日見えた課題をひとつずつ潰していき、プレーを向上させて、チームに貢献したいです。
人生初のタッチダウンを決めましたが、多少おこぼれな部分もありました。ただ、最後まで追いかけていたところが、ファンブルしたボールを拾い、タッチダウンまで持っていくことができた要因だと思います。きちんとフィニッシュするということが、チームも個人も注力しているので、それができたのは、よかったです。
暑い中、また連休の中日にこれだけ多くの方に、応援していただき、非常に感謝しています。ありがとうございました。