富士通

 


試合レポート

Xリーグ 2009年 秋季リーグ戦 第3節
vs ブルザイズ東京戦レポート

試合日 2009年10月4日
天候
会場 川崎球場
観衆 993人
富士通
フロンティアーズ
  ブルザイズ
東京
38 13
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ 7 7 10 14 38
ブルザイズ東京 3 3 0 7 13

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1 04:11 PASS #19 吉田
→#15 ブレナン
29 KICK #35 西村 G
ブルザイズ 1 11:50 FG #93 寺西 28      
富士通 2 00:04 RUSH #28 進士 1 KICK #35 西村 G
ブルザイズ 2 02:57 FG #93 寺西 27      
富士通 3 03:36 FG #35 西村 36      
富士通 3 12:00 RUSH #30 金 31 KICK #35 西村 G
富士通 4 03:45 RUSH #20 森本 16 KICK #35 西村 G
ブルザイズ 4 09:12 PASS #14 小林
→#18 鄭
4 KICK #93 寺西 G
富士通 4 11:18 RUSH #1 細井 1 KICK #10 後藤 G

10月4日、11日と2週連続で試合に挑むフロンティアーズ。この日の相手は今季からXリーグに昇格したものの、現在3連敗でセントラルディビジョン最下位のブルザイズ東京。秋晴れの川崎球場で993人の観客を集めて行われた。

先制するもディフェンスが後手に

ブルザイズのレシーブで始まったこの試合。ブルザイズ最初の攻撃をパントに追い込み、攻撃権を得ると、WR(ワイドレシーバー)#6神山、RB(ランニングバック)#20森本のランプレーなどで確実にゲインを重ねる。すると第1Q・4:11、QB(クォーターバック)#19吉田が右に開いていたWR#15ブレナンへパスが決まり、そのままタックルを交わしてエンドゾーンに走りこんでに29ヤードのTD(タッチダウン)。TFP(トライフォーポイント)もK(キッカー)#35西村が成功させ、フロンティアーズが7-0と先制する。

この先制点でフロンティアーズのペースで試合が進むかと思われたが、ブルザイズの小刻みなランプレーとパスプレーにDL(ディフェンスライン)#37伊藤、DL#94木村らが形成するディフェンスチームが後手に回り、FD(ファーストダウン)を続けて更新されてしまう。このシリーズはTDこそ許さなかったものの、第1Q・11:50、28ヤードのFG(フィールドゴール)をDL#93寺西に蹴り込まれてしまい、3点を献上。7-3と差を詰められてしまった。

流れは悪く、前半は14-6

第2Qに入って最初のプレー、RB#28進士がゴール前1ヤードの地点からダイブ。TD(TFP成功)を決めてフロンティアーズが14-3にリード広げるが、相変わらずディフェンスが今ひとつ。第2Q・2:57にはこの日2本目のFGを、27ヤードの地点からDL#93寺西に決められ、14-6と8点差に迫られる。ちぐはぐなディフェンスに影響されたのか、オフェンスもゴール前5ヤードの地点から選択した4thダウンギャンブルを、QB#19吉田が捕まり失敗してしまうなど、流れは悪い方向に傾いていく。

しかし、この場面でディフェンスが、この日初めてのビッグプレーで観客を沸かす。FDの更新を狙い、ブルザイズ東京のQB#14小林が投げたパスをLB(ラインバッカー)#54高崎がインターセプト。このプレーで、なんとかフロンティアーズは14-6で前半を終える。

後半、リズムに乗る攻撃陣

後半はフロンティアーズのレシーブで試合が再開。フロンティアーズは、RB#28進士のランプレーなどで敵陣に進んだ後、4thダウンでパント体系から攻撃するトリックプレーを披露。このギャンブルをQB#19吉田が、WR#17秋山にパスを通し成功。さらに、WR#84久保田の14ヤードパスレシーブでゴール前、36ヤードのところまで攻め込むと、第3Q・3:36、K#35西村がFGを成功させ17-3とする。

徐々に勢いを取り戻し始めたフロンティアーズ。さらに第3Q終了間際、RB#30金がブルザイズのディフェンスのタックルを振り切るランで、31ヤードを走り抜き、TD(TFP成功)。これで24-6とリードを広げた。第4Qに入ってもフロンティアーズは攻撃の手を緩めない。WR#4松林の14ヤードパスレシーブ、RB#29進士の8ヤードランでゲインを積み重ねると、第4Q・3:45、RB#20森本の16ヤードTDラン(TFP成功)で31-6とする。

ブルザイズの逆襲を許す

このままの流れで、試合終了といけば良かったのだが、そうもいかないのがこの日のフロンティアーズ。この後、ブルザイズ東京の攻撃を止め切れない。立て続けにFD更新を許すと、第4Q・9:12、QB#14小林から、TE(タイトエンド)#18鄭へのTDパス(TFP成功)が決まり、31-13とされる。また、その直後にもブルザイズ東京に、オンサイドキックの成功も許してしまう。結局、この攻撃シリーズはブルザイズ東京のファンブルをLB#54高崎が、この日2つ目のファンブルカバー。ようやく相手の勢いを止めた。

この後、終了間際の第4Q・11:18に、RB#1細井が1ヤードのTDラン(TFP成功)を決めて38-13。さらにリードを広げるものの、試合終盤に集中力が途切れたところを、ブルザイズにつかれるなど、フロンティアーズは最後までピリッとしないゲームだった。

コーチ・選手のコメント

藤田 智ヘッドコーチ
「まぁダメですね。ダメ(笑)。全体としてダメですね。それはオフェンス、ディフェンスに関係なくです。ブロックやタックル、プレーのスピードという面ではかなりダメですね。
相手をなめたければ、なめてもいい。それだけの力を持って圧倒すればいい話。でも、実際は一生懸命にやらないと倒せない。ということは、我々はそのレベルでしかないということ。これから先の強豪との対戦では厳しいだろうという気はします。次の試合ではとにかくブロック、タックル、プレーのスピード、質を上げるということです。」

DL #37 伊藤 乃普彦キャプテン
「今日の試合は見て頂いた通り、良くないです。良くはなかったですが、こういう接戦の試合をできたことはチームにとってプラスだと思います。ただ、プラスだとは思うんですが、ヘッドコーチが言うようにまだまだ課題が残っている。
相手がどうとかは関係なく、相手に合わせないよう、自分たちのフットボールができなかったということは、自分たちの実力がまだまだ足りていない。そういうところが鹿島との差だと感じています。自分の調子も徐々に上がってきてはいるので、とにかく鹿島戦に向けて頑張っていきたい。」

WR #17 秋山 武史選手
5回のパスキャッチで合計79ヤードを獲得。
「最低限、自分のやるべきことはできたかなと思っています。オフェンス全体としては、これだけ手こずっていたらまだ駄目かなという感じ。藤田ヘッドコーチも言っていましたが、相手うんぬんじゃなくて、自分たちのフットボールをすることがこの試合は大事ということで臨んだ。でもその結果、オフェンスも歯切れの良い攻撃が出来たわけでもないですし、ディフェンスもズルズルといかれていたので、まだまだレベルアップが必要です」

WR #15 ブラッド・ブレナン選手
3回のパスキャッチで合計58ヤードを獲得、1TD。
「今日はチーム全体としてのパフォーマンスはまあまあ。オフェンスもディフェンスもときどき良いプレーはあったけど、第1から第4Qまでもう少し頑張った方がいい。次節へ向けてはしっかり練習して、特にメンタルを大事にして、これからの準備をしないといけない。ハリケーンズ戦では最初から全力でプレーして、最後まで激しく戦いたい」

LB #5 青木 悠二選手
「ディフェンスは最初、相手に合わせてしまった場面が何度かあって、ずるずるやられていた。思い切りできていないので、そういう事が点数に反映してるのだと思います。
(前半で相手を引き離すことができなかったことについて)ディフェンスの部分でいうと、フィールドポジションがよくない時でも、しっかりと自分の役割を果たしていれば止まっている場面が何回かあった。それができないし、相手に合わせたプレーをしているので、止め切れてない場面があった。個人的には、今日のプレーが一番よかった。役割を果たせたというか。ただ、自分がよくても全員が止めないとディフェンスは成り立たないので、前半から力を発揮できるようにしたい」

DB #47 青木 住孝選手
「個人的には目標にしていたファンダメンタルが、達成できなかったのが非常に残念でした。DBのユニットとしても、少し今ひとつでした。もともとブルザイズはオプションでランプレーを使って攻めてくるチームなので、どうしても少しずつ出されるのは想定していましたが、その少しずつをどこかでシッカリと止めることができず、こちらに良い流れを持ってくることができなかった。
(ブルザイズ相手に1TD、2FGを決められたことについて)いろいろ攻めた結果でもあるので、点差はいいとしても内容が求めていたことと違っていた。(次節ハリケーンズ戦について)まず1つは常に目標としているファンダメンタル。あと、流れが悪いときに雰囲気を変えられるリーダーシップをチーム全員がとっていかなければいけません」