富士通

 

  1. ホーム >
  2. スポーツ活動 >
  3. フロンティアーズ >
  4. PLAYER'S VOICE >
  5. 第10回 今井 善教選手(#21 DB)

PLAYER'S VOICE #21 DB 今井 善教

掲載日:2008年11月13日

#21 DB 今井 善教選手

2008年秋のリーグ戦は、イーストディビジョンを2位で通過。ディビジョン内の激戦の中、2年連続でのFINAL進出を決めたフロンティアーズが、力をつけてきた理由がどこにあるのか。今シーズンを振り返りながら、その秘密を探ってみたい。

FINAL6初戦に向け、最終調整をするチームを主将としてまとめる、今井善教選手に話を聞いた。



— フロンティアーズの雰囲気が、リーグ終盤に向かうにつれて、どんどん良くなってきているように見えますが、実際にプレーをしていて、どう感じていますか?

今まで、若手と言われてきた世代が、チームを引っ張っているなと感じますね。新人も元気がいい。そして、ベテランの人たちも、すごくしっかりしているので、バランスが取れていると思います。それが、外から見ていて、いい雰囲気に見えるのかなと。

— チームの雰囲気作りについて、主将として気をつけていれことはありますか?

今年で主将も3年目となりましたが、チームの方向性、何を大切にするのか、ということを常に意識するようにしています。1年目のときは、「フロンティアーズ愛」ということで、チームを愛するように。そして、愛されるチームになろうということをずっと言ってきました。2年目は、「One Family」。選手だけでなく、チーム一体となって強い団結力を持って戦っていくということを意識しました。そして、今シーズンは「Final」。Finalで勝つチーム、個人になろうというのを常々言っています。

とにかく、大きな方向をぶらさず、良いことは良い、悪いことは悪い、と言うようにしています。アメフトの知識や練習量などでは、ほかのチームメンバーでさらにすごい人たちがたくさんいると感じている。だから、そんな素晴らしいメンバーがいるチームのために、私自身ができることは、「チームのためを思って、やること」かなと。自分がグイグイ引っ張っているというよりは、みんなで、日本一になりたいと思っていることで、自然とチームがまとまっているようにしていきたいです。

— そのいい雰囲気で、9月14日から始まった秋のリーグ戦に入っていったと思いますが、11月3日までの全5試合、振り返ってみて、いかがでしたか?

良いときもあるし、悪いときもある。最初の頃は、試合中、前半は良いのに、後半がダメだったり、クォーターごと、ダウンごとでも、善し悪しがあるというように、波が少なからずありました。練習でも波があったこともありました。

なので「練習から波をなくしていこう」というのを意識するようにしました。悪いところは認めて、どうやって直していくか。練習から直せるように、と心がけたことにより、4戦目のシルバースター戦では、それがいい形で出ました。

ただ、いつもパーフェクトでいけるとは限りません。もし、悪い流れになったときに、どうやって修正したらいいのか、練習中から考える習慣を持つほか、自分たちでやれることは、やっていこう。たとえば、ハドルブレイクといった離合集散をしっかり、自分たちで作れるようにしよう、ということは、みんなで常に言ってきました。

—たしかに4戦目は、本当に素晴らしい試合でしたよね。この秋だけでも、かなり成長を感じられたのかなと。

いや、まだまだ。もっと伸びると思います。まだ、練習でもテンポの悪さが見られるということがあります。

—結果的には、去年より一つ順位を下げる結果となりました。

そうですね。ただ、結果が全てなので、素直に受け止めています。オンワードに負けたのも、自分たちの力が劣っていたからです。ただ、それを悲観的に捉えてしまいマイナスにならず、プラスに転じるためにやるだけだと思っています。オンワードで出た課題は、各自で見つけているので、そこをしっかり直して、ステップアップしていって、今度の試合に臨みたい。さらに、その試合でも一歩一歩、階段を上っていければ最高ですね。

—そのステップアップするには、次は最高の相手との対戦になるのではないでしょうか?

鹿島ディアーズ戦は、春のシーズン(決勝戦)で負けて、やりたい相手でした。春から成長したフロンティアーズを見せられると思います。

あの試合で負けた原因が、自分たちのミスから、自滅してしまったところにありました。それが、試合の流れに大きく影響を与えました。それから、二度と同じことを繰り返さないように、とやってきました。もちろん、守りに入るわけではなく、防げるミスはしないようにと言い続けています。しっかり、自滅せず、自分たちで試合を作っていき、圧倒したい。

相手にも強さを感じてほしいし、とにかく、自分たち自身が納得できる試合をして、関西に行きたいですね。

—鹿島に勝ったら、準決勝、決勝と関西(長居球技場、京セラドーム大阪)での戦いになるんですよね。

そうなんです。次が関東最後の試合になります。関西に行ってしまうと、関東の人はあまり来られないと思うので、最後の関東の試合をしっかり戦い、1月のライスボウル(日本選手権、学生王者と日本一を争う)には再び関東に戻ってきて、みなさんにプレーを見せたいですね。私にとっては、社会人になって初めての関西での試合になるので、楽しみです。

インタビュアー・ライター:長富 怜子