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オーストラリアにて

2008北京へダッシュ!〜オリンピックイヤー特集〜

目次

特集「2008北京へダッシュ!」では、選手自身がリレー形式で発信する『アスリート世間話』と題したサブコーナーを設けています。第2回目も執筆者はオーストラリアに遠征中の田野中キャプテンと堀籠選手です。今回は現地からの写真と一緒にお届けします。


シドニーGP

田野中 輔(110mH)

『世界の車窓から~ 今日はシドニーに向かいます♪♪』

というのもシドニーGPという試合に出場するからですが・・・。
キャンプ地にしているAIS(Australian Institute of Sport)から『つっちー』こと、城西大学で先生をされている土江博士*の運転で3時間300Kmの旅。
(*土江 寛裕氏。富士通陸上競技部OB、城西大学陸上競技部監督)

途中、水不足で湖が完全に干上がっていました。異常気象です。
景色を見ながら辿り着いたのはオーストラリア1番の大都市シドニーです。で、到着まで信号何個あったかな・・・と不思議になり、心優しき堀籠君が調べてくれます。正解は堀籠君まで~。

シドニーでは2000年にオリンピックを行った会場のサブトラックが現在のメインスタジアムになっていました。メインは??

ラグビー場になっちゃっていました。
さすがオーストラリアです。
ちょっと寂しい感じですが、でも大会をやるには本当にちょうどよいサイズです。

海外の試合は昼間にやることが、ほとんどありません。平日の夕方にビール片手に観戦するという、すごくラフな感じがします。スピーカーから音楽をジャンジャン流して、選手を盛り上げてくれます。楽しんでみてもらえる工夫が随所にあるんです。
選手も観ている方も楽しんでいけるのは本当にいいものですね。

今回、最初のレースは19時スタート。
そんな中、走ってきました!

結果は
堀籠(400m) 47秒06 7位
田野中(110mH)13秒88 1位

勝っちゃいましたぁ。
レースの内容はまだまだですが、勝つことはよいことです。
徐々に仕上げて行きたいと思います。

田野中キャプテンと堀籠選手
田野中キャプテンと堀籠選手


豪州遠征日記あらため『オーストラリア徒然日記』Part2

堀籠 佳宏(400m)

キャプテン田野中さんがキャンベラの道を覚えすぎて、そのまま現地のタクシードライバーにならないか心配な堀籠です。最近の田野中さんの喜びは「裏道」を発見することのようです。もう誰にも止められません。

だいぶAISでの生活にも慣れて、始めは戸惑い、不憫さを感じることもありましたが、人間の素晴らしい適応能力のおかげでだいぶ快適になってきました。より快適な環境がないかを求めて、広大な敷地面積を誇るAISをかなり散策しましてきました。でも、まだまだ未知の建物だらけです。どれだけ広いかというと、宿泊している建物から練習する競技場まで歩いた時間を愛用の腕時計で計測すると「10分41秒」かかりました。もちろん宿泊施設と競技場は同じ敷地内にあります。僕の足の短さを差し引いたとしてもかなりの距離です。そのうち“キャンベラの道マスター”田野中さんがAISも完全にマスターしてくれることでしょう。

食事はビュッフェ方式で好きなものをいくらでも食べることができます。メニューは油や調味料をかなり抑えたヘルシーなものが中心です。オーストラリアの雄大な自然の中で育っただけあって、野菜の甘さが並大抵のものではありません。この甘さをもって調理されたメニューはどれも絶品です。もちろん外れもありますが・・・。食事に苦労するかと思いていましたがそんな心配は無用でした。そんな中、食事にイチゴがでてきました。もちろん取り放題。イチゴには大行列ができています。僕も並んでどうにかイチゴを皿いっぱいにゲットし、さあ食事。でも今日の練習がキツすぎて食欲が・・・。なんでこんなときに好物のイチゴがでるのでしょうか。世の中うまくできています。

AISにきて、練習は順調にきています。内容はスピードをあげて本数を減らし、質を重視したメニューをしています。練習の一環でこれまで400mで2大会に出場しました。シドニーGPでは47秒06、その5日後のメルボルンGPでは46秒43と順調に試合感やスピード感覚を取り戻しています。練習タイムも想定以上の仕上がり。2月でこんなにもスピードを上げるのは始めての経験です。日本と違ってオーストラリアの陸上選手は、シーズンオフの寒い時期にスピードを落として走りこむというようなスタイルはあまりないようです。寒い時期はなるべく温暖な地域に移動し、シーズンと同じように高いスピードで練習するようです。オリンピックイヤーとしてさらに1段階上のレベルで勝負するためにも、あまり試したことのない練習スタイルを取り入れ、新しい可能性を追求してみる価値はあると思っています。

次回もまたオーストラリアからお伝えします。

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