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目次
特集「2008北京へダッシュ!」では、選手自身がリレー形式で発信する『アスリート世間話』と題したサブコーナーを設けています。今回も、オーストラリアに遠征中の堀籠選手の日記をお届けします。
『オーストラリア徒然日記』Part3
堀籠 佳宏(400m)
ここオーストラリアはAIS(Australian Institute of Sport)において、持参したパソコンを握りつぶして壊した田野中さんのパワーに怯えながら暮らす堀籠です。そんな田野中さんはとっても優しいです。僕の部屋の冷蔵庫をヨーグルトで埋め尽くしてくれます。このヨーグルトは施設内にフリーで置いてありますけどね・・・。
さて、練習ばかりでは精神的にも肉体的にも苦しくなるので、リフレッシュすることも大事になります。そこで、夜は主にマッサージなどの体のケアや好きなことに時間を費やします。AISでは、卓球やビリヤードができる場所が施設内にあります。こういった場所で汗を流し、リフレッシュやコミュニケーションをとったりします。でもやっぱりリフレッシュにはお風呂に入りたくなります。しかし、宿泊棟にはシャワーしかありません。でもAISには、ジャグジーというものがあるという噂をキャッチしました。本当になんでもあります。ここでの「かくれんぼ」はお勧めできません。
ウソのような本当のはなし、そこらへんに普通に「カンガルー」がいます。道路標識に「カンガルー飛び出し注意」があるくらいですから。なんと・・・いつも練習している競技場の横の草むらにカンガルーの集団がいるではないですか。大きい。そして、なんとすばらしい跳躍力。「カンガルーに勝ってくる」なんて冗談を言いながら日本を発ちましたが、目の前に来られたら石膏像になる自信があります。カンガルーちゃんが本気になったら田野中さんより強いですよ。絶対。
オーストラリアではとてもスポーツが盛んということを実感しています。オーストラリアでは「するスポーツ」だけでなく「見るスポーツ」も人気があるようです。いつテレビをつけてもスポーツを放送しているチャンネルが3つはあります。テレビをつけるといっても、宿泊している部屋にテレビはありません。共用ルームや食堂にテレビがあるくらいです。スポーツ人気は陸上競技においてもでも同じようです。メルボルンGPという大会に出場しましたが、ここではチケットが売り切れるほどの人気でした。日本はほとんどの試合が日中に行われますが、オーストラリアでは19時から22時くらいの涼しい時間を狙って競技がスタートします。この時間帯では、家族連れや仕事帰りの人など多様なお客さんで、立ち見ができるほどの賑わいになります。会場内はDJと音楽でさながらお祭りのように盛り上げ、観客は演出と白熱した競技に酔いしれます。会場全体が熱気と歓声に包まれます。地鳴りのような歓声の中で走ることはアスリートにとって幸せそのものです。観客と競技者が一体となって楽しめるのもここオーストラリアの大きな魅力です。
次回は田野中さんにオーストラリア滞在のまとめお願いしますね。



