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特集:藤田敦史「変化の予感」

特集:藤田敦史「変化の予感」

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2月4日(日曜日)、『第56回別府大分毎日マラソン大会』(別大マラソン)が大分市営陸上競技場を発着点とする42.195kmのコースで開催されます。この大会に「短いスパンでのレースを経験してみたい」と、昨年12月の福岡国際マラソン大会から2ヵ月の準備期間で藤田敦史選手がマラソンに挑戦します。

このコーナーでは大会直前情報として、藤田選手が別大マラソンに出場を決めた時期やきっかけ、レースへの心境などを紹介します。

福岡が終わってすぐに、出場を決めた

マラソンの準備期間は、通常3~4ヶ月間といわれています。たとえば12月の『福岡国際マラソン』に照準を合わせるのならば、夏あたりから調整をはじめ、3月の『びわ湖毎日マラソン』に出場するのならば、駅伝シーズン(11月~12月)を挟み、年明け2ヶ月間でマラソン練習の仕上げをします。

ところが今回の別大マラソンに際し、藤田選手は2ヵ月の準備期間で出場します。これほどの短期間は、1年に1度マラソンを走るか走らないかのマラソンランナーである藤田選手にとって、“異例”のことと言えます。

早速、藤田選手に、3月のびわ湖ではなく2月の別大に決めた理由や、出場を決めた時期について聞いてみたところ、「出ると決めたのは、福岡が終わってすぐです。大八木さん(駒澤大学監督)からは、『びわ湖がいいのでは?』と言われましたが、私個人の考えで、短いスパンでのレースを経験してみたいと思い決めました。すべて自分の考えで出ると決め、別大までの練習スケジュールも、すべて自分で考えました」と答えが返ってきました。

そこで気になるのが周囲の反応です。実は広報スタッフも、藤田選手は春先からトラックを中心に練習を始めて、夏ごろから再び次回の福岡に掛けるのではないかと思っていました。その予想を覆す情報、つまり「藤田は別大に出る」との情報を福嶋監督から得たときも、2月に走るんですかと聞き返したほどです。藤田選手自身が周囲に出場の旨を伝えたときも「体は大丈夫か?」「そんなに慌てなくても、びわ湖でいいのでは?」等々言われたようです。しかし、「今は若い頃よりも無理がききますし、私には残された時間も少ないので、別大に決めました」と決意は揺るぎませんでした。

藤田選手練習風景

ゲブレシラシエ選手との交流が背景に

昨年12月3日の福岡国際マラソンで不本意な8位という結果に終わったことについて、藤田選手は「練習で追いすぎたというのが実感としてあります。調子が良かっただけに、やりすぎてしまいました」とコメントしています。今回の別大マラソンでは何か特別な調整方法があるのかを質問したところ、「練習の段階で追いすぎない。これだけです」と、シンプルに語ります。しかし、その一言の中に、福岡での反省、そして新たな挑戦が秘められているのが垣間見えました。

また、同大会では、ゲブレシラシエ選手(エチオピア)がトラック並のハイスピードで圧倒的な強さを見せ、2時間06分52秒というタイムで優勝しました。ゲブレシラシエ選手が年に3回のペースでマラソンに出場していることに対して、その調整方法に興味を示していた藤田選手は、閉会式後の選手同士の交流会で、他の国内選手とともにマラソン感など色々と話を伺ったそうです。どんな話をしたのかは詳しくは不明ですが、「ゲブレシラシエ選手から話を聞いて、日本人は(マラソンに対して)神経質になりすぎだなと感じました。刺激を受けたというより、目からウロコのような気持ちになりました」との感想が藤田選手からありました。とても大きな収穫だったようで、今回の2ヵ月という短期間での挑戦にあたり、「結果の出ないこだわりなら要りません。今までのやり方を完全に壊して、自分で新しいものを作り出します」と、これまでの自分のかたちを崩していこうという気持ちも明らかにしています。

別大マラソンでは過程を重視する

このように藤田選手に話を伺っていると、2ヶ月の準備期間で一体自分自身がどのようなレースを経験できるのかを確かめてみたいという気持ちと同時に、何か楽しみな様子も感じられました。別大マラソン大会では「(タイム・順位などの)目標はありません。過程を重視します」と考えているので、気負いというものはないようです。

現在の調子は順調で、福岡国際マラソン後に出場した元旦のニューイヤー駅伝・第6区(11.8km)についても、「調整期間が短い中での出場だったわりには、よく走れたなというのが感想です」と語るように、福嶋監督の目標タイムが34分00に対し、藤田選手は34分01と、誤差01のタイムで走り終えています。

2月4日(日曜日)、別府大分毎日マラソン大会の様子はTBS系列で11時50分から生中継の予定です。沿道での応援、テレビの前での応援をどうぞ宜しくお願いします。

藤田選手取材風景

大会情報

第56回 別府大分毎日マラソン大会
兼 第11回世界陸上競技選手権大会代表選手選考競技会
兼 日本実業団海外派遣選手選考会

主催
九州陸上競技協会、大分県、大分県教育委員会、別府市、 大分市、
別府市教育委員会、大分市教育委員会、 RKB毎日放送、毎日新聞社

日時
2007年2月4日(日曜日) 12時スタート

コース
別府大分毎日マラソン日本陸上競技連盟公認コース
(大分市営陸上競技場発着点、別府市別府国際観光港前折り返し)42.195Km
>第56回 別府大分毎日マラソン大会公式サイト

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