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vol.04「いよいよ日本陸上競技選手権大会開幕!~最重要選考会、みどころ紹介~ 」

特集:IAAF世界陸上2007

目次

世界陸上代表選考大会の中で最も重要な大会となる「日本陸上競技選手権大会」が6月29日から7月1日まで大阪市の長居陸上競技場で開催されます。世界陸上特集VOL4では日本選手権大会にエントリーしている選手のみどころを紹介します。

世界陸上代表選考大会、大詰め

第91回日本陸上競技選手権大会は世界陸上代表選考会を兼ねており、A標準を既に突破している選手は、この日本選手権で優勝すると世界陸上代表入りが自動的に内定します。そのほかにも、A標準、B標準突破した選手が上位入賞すれば代表入りの可能性が高く、また、種目によっては標準記録を突破していなくても日本選手権で優勝すれば代表入りする可能性もあります。

東日本実業団体会での醍醐選手東日本実業団大会での醍醐選手は、強風という悪条件の中でも優勝した

富士通陸上競技部からは短距離・跳躍・中距離から男女合わせて11名がエントリーしています。最も代表入りに近い存在は、走高跳の醍醐選手でしょう。昨年の日本選手権大会では2m33の日本新記録を樹立し、今年はシーズン開幕から優勝し続け、5月5日の国際グランプリ大阪大会では2m30も成功させています。助走を安定させるという課題をクリアすれば、優勝と同時に、さらなる好記録も期待できそうです。

東日本実業団体会での田野中選手

次に代表入りの可能性が高いのが、好調を維持している110mハードルの田野中選手です。昨年4月の千葉県記録会にて13秒55の自己新記録でA標準を突破して以来、怪我もなくシーズンを迎え、国際グランプリ大阪大会では13秒59で3位となりました。ここ最近の好調について、その背景を田野中選手は「土江式トレーニングのおかげ」と明るい笑顔で話します。「今までスプリントのことを考えたことがなかったのですが、最近になってやっと土江さん(土江寛裕氏、城西大)の言っていることが理解できるようになりました。昔はハードルの技術的なことに意識がありましたが、今は土江流で走ることへの意識があって、走ることの重要度が増してきました」と田野中選手が言えば、一方の土江コーチは「たまに城西大学へ練習をしに来ることもあるので、ドリルをやらせていますが、何か特別なことをしているわけでもないですし・・・。(ハードルとハードルの間の)3歩のリズムを上げるのがハードルのパフォーマンスなので、ピッチを上げる(回転数を高める)という僕のスプリントとしての経験が、ピッチつながりで、はまったのかもしれませんね」と分析します。日本選手権大会のパフォーマンスが楽しみです。

(予告)次回の『素顔のアスリートVOL.8』には田野中選手が登場します。中学時代から長距離、棒高跳び、三段跳び、やり投げ、混成競技(中学は4種、高校は8種)など、なんでもこなしてからハードルの面白さに目覚めたという陸上ヒストリー、アテネ五輪代表の座をかけて臨んだ2004年の南部記念大会秘話や現在の想いなどを取り上げます。掲載は7月下旬~8月上旬を予定しています。

優勝を目指す笹野選手今季、好調な笹野選手(800m)は日本選手権で優勝を狙う。

そのほか、短距離陣では200mの高平選手、大前選手、400mの堀籠選手、佐藤選手が単独種目、あるいはリレーでの代表入りを見据え、中距離陣では800mの笹野選手、1500mの村上選手が代表入りを狙って優勝を目指します。

当社選手の試合日程~長居陸上競技場~

世界陸上大阪大会の最重要選考レースに挑む選手11名の出場日・時間・みどころは下記のとおりです。会場での声援、テレビの前での応援を、是非お願いします!

■ 第1日目 6月29日(金曜日)
開始時間 種目
(ラウンド)
出場予定 解説/みどころ
14時 女子
100m(予選)
藤巻 理奈 36名の選手がエントリーし、4組(4レース)が行われます。各組の上位3着と、各組の4着以下でタイムが良い上位4名、計16名が準決勝へ進出します。準決勝は、同日の16時50分です。
14時55分 110mH(予選) 田野中 輔 45名の選手がエントリーし、6組(6レース)が行われます。各組の上位2着と、各組の3着以下でタイムが良い上位4名、計16名が準決勝へ進出します。準決勝は、2日目の15時です。
16時30分 1500m(予選) 村上 康則 24名の選手がエントリーし、2組(2レース)が行われます。各組の上位5着と、各組の6着以下でタイムが良い上位2名、計12名が決勝へ進出します。決勝は、2日目の16時30分です。静岡国際大会以降、本調子ではない村上選手ですが、持ち前のスピードと持久力を発揮して、決勝に駒を進め、優勝を目指します。
16時50分 女子
100m(準決勝)
藤巻 理奈 予選を勝ち抜いた16名の選手がエントリーし、2組(2レース)が行われます。各組の上位2着と、各組の3着以下でタイムが良い上位4名、計8名が決勝へ進出します。決勝は、2日目の17時30分です。
17時45分 200m(予選) 高平 慎士
大前 祐介
22名の選手がエントリーし、3組(3レース)が行われます。各組の上位2着と、各組の3着以下でタイムが良い上位2名、計8名が決勝へ進出します。決勝は、2日目の17時50分です。6月3日の台湾国際大会で優勝した高平選手と、怪我から回復した大前選手の走りに注目です。
■ 第2日目 6月30日(土曜日)
開始時間 種目
(ラウンド)
出場予定 解説/みどころ
13時50分 800m(予選) 笹野 浩志 25名の選手がエントリーし、3組(3レース)行われます。各組の上位2着と、各組の3着以下でタイムが良い上位2名、計8名が決勝へ進出します。決勝は、3日目の16時40分です。
14時35分 400m(予選) 堀籠 佳宏
佐藤 光浩
24名の選手がエントリーし、3組(3レース)行われます。各組の上位2着と、各組の3着以下でタイムが良い上位2名、計8名が決勝へ進出します。決勝は、3日目の17時30分です。B標準を突破している堀籠選手と、今季初レースとなる佐藤選手が出場します。
15時 110mH(準決勝) 田野中 輔 予選を勝ち抜いた16名の選手がエントリーし、2組(2レース)行われます。各組の上位2着と、各組の3着以下でタイムが良い上位4名、計8名が決勝へ進出します。決勝は、同日の17時です。
15時20分 女子
200m (予選)
藤巻 理奈 31名の選手がエントリーし、4組(4レース)が行われます。各組の上位3着と、各組の4着以下でタイムが良い上位4名、計16名が準決勝へ進出します。準決勝は、3日目の15時40分です。今シーズンは調子が上がらない藤巻選手ですが、100mよりも200mが得意な選手です。今大会では「最善を尽くしたい」とのこと。準決勝、決勝へと駒を進めたいところです。
16時30分 1500m(決勝) 村上 康則 予選を勝ち抜いた12名の選手がエントリーして行われます。静岡国際以降、本調子ではない村上選手ですが、後半の追い上げに期待です。
17時 110mH(決勝) 田野中 輔 準決勝を勝ち抜いた8名の選手がエントリーして行われます。第一人者は2005年、2006年と2連覇している日本記録保持者の内藤選手(ミズノ)ですが、着実に力をつけている田野中選手の走りに注目です。田野中選手は既にA標準を突破しているので優勝すれば自動的に代表に内定します。それ以外でも上位入賞であれば代表に選ばれる可能性が高くなります。
17時30分 女子
100m(決勝)
藤巻 理奈 準決勝を勝ち抜いた8名の選手がエントリーして行われます。
17時50分 200m (決勝) 高平 慎士
大前 祐介
予選を勝ち抜いた8名の選手がエントリーして行われます。優勝候補は、アジア記録・日本記録保持者の末續選手(ミズノ)です。高平・大前の両選手はリレーでの代表入りも見据え、上位入賞を狙います。
■ 第3日目 7月1日(日曜日)
開始時間 種目
(ラウンド)
出場予定 解説/みどころ
14時30分 走高跳 (決勝) 醍醐 直幸
江戸 祥彦
34名の選手がエントリーし、順番に3回の試技を行います。優勝候補は、2連覇を目指す醍醐選手です。A標準を突破しているので優勝すれば代表に内定します。江戸選手はB標準(2m27)の突破を目指して試合に臨みます。
15時 女子走幅跳
(決勝)
中原 ゆかり 27名の選手がエントリーし、順番に3回の試技を行います。優勝候補は、日本記録保持者の池田選手(スズキ)です。新人・中原選手は自己記録更新を目指して試合に臨みます。
15時40分 200m(準決勝) 藤巻 理奈 予選を勝ち抜いた16名の選手がエントリーし、2組(2レース)が行われます。各組の上位2着と、各組の3着以下でタイムが良い上位4名、計8名が決勝へ進出します。決勝は、同日の17時40分です。
16時40分 800m (決勝) 笹野 浩志 予選を勝ち抜いた8名の選手がエントリーします。下平選手(早稲田大学)や口野選手(日本体育大学)などの若手を制し、B標準(1分46秒60)突破の勢いで、笹野選手が優勝すれば代表の可能性も出てきます。展開が楽しみなレースです。
17時30分 400m (決勝) 堀籠 佳宏
佐藤 光浩
予選を勝ち抜いた8名の選手がエントリーします。堀籠選手は今季は感覚が合わず、まだ45秒台のタイムを試合で出していませんが、日本選手権で感覚を取り戻し、代表入りを目指します。怪我のため日本選手権大会が今季初レースとなる佐藤選手は、記録更新を狙い、復活をアピールしたいところです。
17時40分 200m (決勝) 藤巻 理奈 準決勝を勝ち抜いた8名の選手がエントリーします。優勝候補は信岡選手(ミズノ)です。藤巻選手は昨年は4位でしたが、今年は決勝に残り、上位入賞を目指します。

テレビ中継放映予定

本大会の模様は、連日テレビで放映されますのでご声援よろしくお願いいたします。

6月29日(金曜日) 17時〜18時 NHKBSハビジョン
6月 30日(土曜日) 16時5分〜18時 NHK総合、BSハイビジョン
7月 1日(日曜日) 16時5分〜18時 NHK総合、BSハイビジョン

大会情報

第91回日本陸上競技選手権大会
兼 第11回IAAF世界陸上競技選手権大阪大会代表選手選考会

会場:大阪市長居陸上競技場
主催:財団法人日本陸上競技連盟
http://www.rikuren.or.jp/07nihonrikujo/index.html

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