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東日本駅伝前の集合写真

特集:ニューイヤー駅伝2008

スペシャルインタビュー目次

2007年元旦のニューイヤー駅伝で、前年の3位入賞から、まさかの10位転落となった富士通。既に2008年ニューイヤー駅伝のシード権は得ており、着順に関係なく東日本実業団駅伝(以下、東日本駅伝)を完走すれば参加資格が得られますが、“駅伝復活”への足がかりとして重要な意味をもつ東日本駅伝に向けて、チームは全力で準備を進めてきました。特に今年は新人を含めて若手がどこまで力を発揮し、一つでも順位を上げる気迫の走りを見せられるかに期待が掛かります。特集Vol.1では「前哨戦、東日本駅伝に向けて」と題し、今年から長距離陣のキャプテンに就任した鈴木良則選手にチームの現況や意気込みなどを伺いました。

キャプテン・鈴木良則選手インタビュー

昨シーズンを振り返ると?

その前のシーズン(2006年元旦)の3位入賞は、7人が自分の区間を、自分の持っている力をしっかり走って出した結果だと思いますが、昨シーズン(2007年元旦)については福嶋監督も言っていましたが、やはり直前の2区走者の変更が致命的だったかなと思います。やはり直前のオーダー変更というのは選手も動揺しますし、エース区間である2区(22km)というのは、特に自信をもってスタートラインに立てないと、きつい区間だと思います。

2区というのは心理的に避けたいところなんですか? プレッシャーが大きいとか?

スピードもあって、長い距離も走れるという、両方を求められる区間なのでプレッシャーもあると同時に、自信がないと向かえない区間だと思います。自信というのは練習という裏づけもそうですし、記録会やレースなどで結果を出せていないと持てません。

では、今年はどのような取り組みをしていますか?

若手が2区を走るというチーム状況を作っていかないと今後につながっていかないので、昨年の夏合宿に比べて、今年はチーム全体として走り込んできました。距離に対しての不安を解消するためで、いい練習ができてきていると思います。

キャプテンの目から見て「この若手は凄いな」というのはありましたか?

新人が入ってくると気持ちもリフレッシュしますし、チーム全体が活気付いていきます。期待しているという意味では、今年3年目の太田でしょうか。結構長い距離もしっかり走ることができ、ロードシーズンでもしっかり結果を出しています。スピードについても本人は「ない」って言いますけれど、実はあると思うんですよね。そこはまだ本人の自覚がないだけで。この2年間、太田はニューイヤー駅伝では4区(10.5km)を走っていますが、彼が2区を走れるくらいに成長すれば、チームはもっと強くなれると思います。でも、ここで「僕が2区いきます」って僕自身が言えれば一番いいんですけれども・・・(笑)

今年3年目の太田貴之選手

鈴木キャプテン自身の今シーズンの取り組みはいかがでしたか?

僕は常に「記録の向上」を目標にしていて、毎年5000m、10000mで自己新を出すことを課題にしています。2000年優勝時のメンバーの10000m平均タイムを聞いたんですが、28秒30だったらしいんですよ。しかも28秒30台でもメンバー落ちしていたくらいなんです。今だとチームのトップクラスですよ。だから、そのタイムにどれだけ近づけるかというのが課題としてありますし、28秒30以内に入れれば、たぶん自分から「2区いきます」って言えるかなって思っています。

強い選手は日本選手権に出ているんですよね。でも僕たちはまだそこまでには達していません。なかなか難しいのですが、僕自身がキャプテンとして引っ張っていくというか、行動で示していけるようになりたいですし、言わなきゃわからない部分はちゃんと伝えていきたいですね。

キャプテンとしての重圧もありますか?

実は春先から自分の中ではうまく歯車があっていなかったんです。とにかく結果を出そう出そうと気負っていたのが悪い方向に向かって・・・。記録が出なくて、次の試合、次の試合と考えているうちに6月の頭から1ヶ月間は故障していました。でも、故障したことで頭でっかちだった部分が多かったことに気づいて、常に力みながら走っていたのが、今は力みが取れてきました。夏合宿のときは本当にひどかったです。常にガチガチで、ぶれている状態で、外から見ていても「力みがヒドイ」と分かるくらいでした。

いよいよ東日本駅伝が始まりますが、目標はどこにありますか? 若手中心でどこまで力を出せるのかに重きを置くのか、それとも順位にこだわることに重きをおくのか。

現状のベストメンバーで力をみせるとしたら、どれだけ走れるかというのもあると思います。でも、その中で、どの順位になるのかというところだと思うんですよね。目標的なランクとしては最低でも5位以内。強豪チームとの熾烈な争いの中で5番以内に入れば、お正月に必ずつながりますし、出場するからに勝ちたいという思いは常にあります。

僕、勝ちたいんですよね。とにかく勝ちたいんです。入社してから勝つというのを味わっていないんですよね(編集注:鈴木キャプテンは2003年入社)。ここ4年くらい、1区は日本人トップクラスで走ってきていますし、みんなは敬遠するんですけれど、僕は1区が大好きで、自分が出るからには『トップで』というのはいつも気持ちにあるんです。特に東日本駅伝の会場は千葉なので、千葉といったら僕らにとってはホームなんですよね。だから、印西のコースは相性がいいんじゃないかなと思って走っています。とにかく僕たち若手がしっかり走って、お正月へのいい流れを作りたいですね。

エントリー情報

11月11日に千葉・印西で行われる東日本実業団対抗駅伝のエントリーメンバーが決まりました。大会当日は、この10名の中から7名が出場します。

◆富士通エントリーメンバー(今季ベスト記録:5000mまたは10000m)
帯刀 秀幸(29分26秒90)
高橋 尚孝(14分32秒85)
安生 充宏(14分11秒90)
松下 龍治(13分58秒01)
鈴木 良則(13分55秒29)
太田 貴之(14分10秒06)
四辻 聖(14分04秒36)
村上 和春(14分31秒43)
福井 誠(14分05秒88)
マーティン・ワウエル(13分39秒14)

大会情報

第48回東日本実業団対抗駅伝競走大会

主催 : 東日本実業団陸上競技連盟
日時 : 2007年11月11日(日曜日)8時スタート
コース : 千葉県印西市千葉ニュータウンコース 7区間 77.6km
テレビ放映予定:2007年11月17日(土曜日)16時からTBS系列にて放映予定

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