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5区の松下選手

特集:ニューイヤー駅伝2008

スペシャルインタビュー目次

11月11日、「第52回全日本実業団対抗駅伝競走大会」(以下、ニューイヤー駅伝2008)の地区予選会である「第48回東日本実業団対抗駅伝競走大会」が千葉県・印西市の千葉ニュータウンコース(周回:7区間77.6km)で行われました。富士通陸上競技部は今春入社の新人2人(福井、ワウエル)を起用し、キャプテン鈴木・松下の同期コンビと3年目の太田、ベテランの帯刀・安生という7名の布陣で挑み、各区間で健闘をみせた結果、8位入賞となりました。

レース経過

1区の鈴木選手今年は朝の8時スタートで、例年より1時間早い開始となりましたが、大会当日は朝早くから大勢のファン・関係者が印西の周回コースに集まりました。富士通の第1区はキャプテンの鈴木良則選手。昨年から距離が若干短くなったものの1区(9.7km)を再び任されます。気温13度の少し肌寒い中、今年も区間賞をとる勢いで西の原小学校前をスタートした鈴木選手ですが、いつものような軽快さが見られず、先頭に12秒遅れの28分59秒、区間8位で襷を渡します。チーム拠点の西の原小学校体育館に戻ってきた鈴木選手は「遅いペースにはまりそうになったので立て直そうとしたんですが、なにもかもうまく合わなくて、最後のペースアップにも追いつけず、まったくダメでした」と悔しさと申し訳なさで一杯の表情を浮かべました。

 

2区の太田選手と3区の福井選手2区の太田選手と3区の福井選手

挽回すべくペースアップして先頭を追うのは2区の太田貴之選手。本来ならば短い距離も走れる選手ですが、今シーズンは来年2月の別府大分毎日マラソンで初のフルマラソンに挑戦するために30km、40kmといった長い距離の練習を重点的にしており、直近では10月下旬に、福岡マラソン組の藤田・山下選手とともに伊豆大島合宿で本格的なマラソン合宿を行ってきています。そのため「うまく心と体が切り替わらなかった」と話すように、7.1kmというスピードコースへの切り替えがスムーズにいかず、一人抜いて7位という通過順位で3区の新人・福井誠選手につなぎました。太田選手は「今日は日本代表選手と勝負できることを楽しみにしていて、20分台後半を目標タイムに設定していたのですが、21分01秒というタイムは遅すぎます。もっといけたはずです」と、淡々と話す口調の中に悔しさをにじませていました。

チーム拠点でホワイトボードへの書き込みを担当する山下選手チーム拠点でホワイトボードへの書き込みを担当する山下選手

今年も富士通陸上競技部のチーム拠点では小さなホワイトボードが活躍しました。各中継拠点に待機するスタッフからトランシーバーと携帯電話に連絡が入り、通過タイムを書き込んでいきます。今年、トランシーバー片手にホワイトボートの係を担当したのは新人・山下拓郎選手。写真では、ちょうど3区の状況を並べているところです。1位・2位はHondaとコニカミノルタ、3位・4位は日清食品とコニカミノルタが並び、小森コーポレーション、JALグランドサービス、富士通が後を追います。最低でも5位という目標に届くためにもスピードランナーである福井選手の3区での追い上げに期待が掛かりますが、順位は7位と変わらないまま4区のマーティン・ワウエル選手へ。

4区のワウエル選手+5区の松下選手4区のワウエル選手と5区の松下選手

昨年と同様、4区で大きな動きがありました。日清食品のゲディオン選手が猛スピードで駆け抜け、あっという間に1位へ浮上し、独走態勢に入ります。実業団の強豪選手と一緒に走るのは今回が初めてとなる新人・ワウエル選手は、かなり緊張した様子で最初は足取りも重かったのですが、沿道の福嶋監督から「リラーックス、ワウエル、リラーックス!」という声が掛けられると気迫の走りを見せ、一度は9位に落ちたものの8位に再浮上し、5区の松下龍治選手へつなぎました。

福嶋監督が夏頃から「松下はずいぶん変わった。今シーズンは凄く調子がいい」と太鼓判を押していたように、松下選手は持ち前の力を発揮し、目標タイムに近い快走を見せました。6区のベテラン帯刀秀幸選手に襷が渡ると、沿道からは「頑張れ!帯刀さんガンバレ!」と声援が起こります。日立電線と7位・8位争いを繰り広げたままへ、ほぼ同着で襷はアンカーの安生充宏選手へ。

6区の帯刀選手+7区の安生選手6区の帯刀選手と7区の安生選手

結果は日清食品が3時間46分29秒のトップでゴール、少し遅れてHonda、続いてコニカミノルタがゴールし、富士通は3時間51分12秒の8位でゴールインしました。4位カネボウから8位の富士通までは、わずか1分の間にひしめく接戦でした。

報告会での福嶋監督挨拶福嶋監督による挨拶

試合後、福嶋監督は「天気の悪い中、たくさんの方に応援いただきありがとうございました。昨年の東日本駅伝では優勝を狙うつもりでチームを組んだものの結果は3位で、ニューイヤー駅伝では選手の故障等もあり10位という不本意な結果に終わりました。今年は若手を中心にチームを組み、順位というよりも、どういう戦いをするのか試してみたいという意味で区間配置をしました。8位という結果は不本意で、それぞれの区間で各自のタイムが10秒ずつ良ければ5位まではいけたのではないかと思っています。ニューイヤー駅伝には今回出場しなかった藤田、三代、山下、カマシも含めて、チーム内で競争させ、一番いいメンバーで臨みたいと考えています。どうか引き続きご声援のほど、宜しくお願いします」と挨拶がありました。2008年元旦まで約一ヵ月半。チームはこれから数回の合宿を重ね、更なるレベルアップを図り本番を迎えます。

集合写真

鈴木キャプテンコメント

鈴木キャプテンスタートした私が区間8位と出遅れたことで、2区の選手が流れに乗れず、速いペースで先頭を追わせる状況を作ってしまい、負担を掛けてしまいました。3区以降の選手においては、ある程度持っている力とプラン通りの走りができていたと思います。いかに1区と2区で流れを作り、3区以降につなぐかが大事だという事を実感しました。ニューイヤー駅伝では1区、2区でしっかり流れを作り、先頭グループで勝負のできるチームにして試合に臨みたいと思います。たくさんのご声援ありがとうございました。

結果

総合成績

総合成績一覧表
順位 団体名 記録
1位 日清食品※ 3時間46分29秒
2位 Honda 3時間47分05秒
3位 コニカミノルタ※ 3時間47分52秒
4位 カネボウ※ 3時間50分11秒
5位 小森コーポレーション 3時間57分22秒
6位 SUBARU 3時間50分54秒
7位 日立電線※ 3時間50分59秒
8位 富士通※ 3時間51分12秒
9位 ヤクルト※ 3時間52分21秒
10位 JALグランドサービス 3時間53分11秒
11位 JR東日本 3時間53分33秒
12位 日産自動車※ 3時間53分49秒
13位 自衛隊体育学校 3時間55分26秒

※印はニューイヤー駅伝シードチーム

個人成績

個人成績一覧表
区間(距離) 氏名 記録 区間順位 通過順位
1区 (9.7km) 鈴木 良則 28分59秒 8位 8位
2区 (7.1km) 太田 貴之 21分01秒 6位 7位
3区 (12.3km) 福井 誠 36分06秒 8位 7位
4区 (16.8km) マーティン・ワウエル 50分23秒 9位 8位
5区 (9.7km) 松下 龍治 28分48秒 5位 8位
6区 (12.3km) 帯刀 秀幸 36分30秒 4位 8位
7区 (9.7km) 安生 充宏 29分25秒 10位 8位

テレビ放映予定

2007年11月17日(土曜日)16時からTBS系列にて放映予定
http://www.hnj.gr.jp/07_ekiden/07_ekiden.html

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