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練習中の長距離陣

特集:ニューイヤー駅伝2009

スペシャルインタビュー目次

2008年元旦、8位でフィニッシュした富士通陸上競技部。春には、ベテラン選手が引退し、多くの新人選手と3000mSC日本記録保持者の岩水選手が加入しました。その岩水選手を含め、同じ陸上競技部から6名の選手が出場した北京オリンピックには長距離陣も大きな刺激を受け、「ニューイヤー駅伝」に向けて奮起しています。また、練習拠点を千葉に戻し、チーム最年長として若手に刺激を与えている藤田選手が、今季はニューイヤー駅伝まではマラソンの出場を予定せず、駅伝に力を入れチームを牽引しています。
今特集では“駅伝日本一”をもう一度手に入れるため、チーム一丸となって挑戦する長距離陣の動きをお伝えしていきます。特集vol.1では、今年度は「どのようなチーム作りをしてきたのか」、11月3日東日本実業団駅伝への意気込みを含めて、鈴木キャプテン、高橋コーチ、福嶋監督にインタビューをしました。

鈴木キャプテンにインタビュー

ここまでのシーズンを振り返って、どうでしたか?

鈴木キャプテンシーズン前半は、福井・村上康が1500m、5000mで頑張ってくれました。そこに藤田さんと新人がチームを引っ張り、チームを活性化してくれました。私自身はシーズン前半、思うように走れず、チームの足を引っ張ってしまいましたが、ここにきて上向き調子です。

昨年に比べ、選手たちの意識の面で変化はありますか?

今年は、合宿などで強制されたトレーニングというより、自己管理のもとで個々の選手が前向きに取り組んできました。そういうコツコツ精進する選手が多くなったことは非常にプラスです。また、オリンピック選手の岩水さんが加入されたことや、藤田さんが駅伝に向けて練習を引っ張ってくれることで、チーム内の雰囲気が変わりました。藤田さんには普段のトレーニングでも歯が立ちませんし、身近に五輪選手(岩水)がいることで自分たちも「やらないと!」という気になれるんです。

まもなく東日本実業団駅伝が始まりますが、意気込みをお聞かせください。

昨年のメンバーからベテラン選手が半分くらい抜け、とても若いチームに生まれ変わりました。実業団での経験が浅い選手が主体となるので、冒険する面もありますが、ニューイヤー駅伝を見据えたレースをしていきたいです。

高橋コーチにインタビュー

練習後高橋コーチと岩水選手

昨年度と比較して今年のチームはどうですか?

昨年に比べたら、けが人が少ないことと、選手たちが朝練習やポイント練習を妥協せずにこなしてきました。その中で、練習と試合結果が一番かみ合っているのは藤田ですね。チーム内で今の藤田に勝てるような選手が何人か出てくれれば、駅伝でのV奪回が見えてきますね。

駅伝シーズンに向けて期待する選手は?

あえて挙げるなら、新人の山口祥太と岩水。山口に期待するのは“おもいきった走り”です。普段の走りはまだ自重しているので、その辺の殻を破ってもらいたいですね。岩水は富士通にきてから、北京五輪などの関係で、あまりチームメイトと一緒にトレーニングをしていないのですが、実力者ですし、駅伝で結果を出してもらいたいと期待しています。それによって“岩水さんは、やっぱり強い”と若い選手が刺激を受け、チームがより活性化するはずです。

福嶋監督にインタビュー

2008年度、春からどのようなチーム作りをしてきましたか?

福嶋監督引退した選手、新加入選手の入れ替わりで、メンバーがガラっと変わりました。若手中心のチームになったので、チームを1から作り直す気持ちでやってきました。

新人選手が元気いいと聞きましたが、チームに大きな影響を与えているのでしょうか?

新人が元気なだけでなく、やはり藤田の存在と岩水の加入が大きいですね。若手の選手が、藤田や岩水にトレーニングの中で勝負を挑みますが、藤田・岩水にも意地があり、エースの座をゆずりません。そんな、レベルと意識の高いトレーニングを見ていると気持ちがいいですし、選手たちも走っていて面白いのではないでしょうか。

練習中の長距離陣先頭を引っ張る藤田選手

駅伝に向けて

まず、東日本実業団駅伝は、元旦のニューイヤー駅伝を見据えた、現段階での最大のパフォーマンスが発揮できるようなオーダーで臨みたいと思っています。藤田や岩水も含め、チーム全体として“駅伝にかける思い”が強いので手ごたえを感じていますよ。

東日本実業団駅伝の見どころ

今年から、ニューイヤー駅伝での結果によるシード権制度(注1)がなくなり、東日本地区では東日本実業団駅伝での上位14チームに出場権が与えられます。また、これまでの千葉県印西市の周回コースから、埼玉県庁発~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場着の7区間77.5kmに変更されました。
東日本地区はニューイヤー駅伝での上位を独占する激戦区でもあるので、シード権制度がなくなったことを考えれば、単なる前哨戦にはなりません。富士通も今季トラックシーズンで活躍した福井選手・村上(康)選手・岩水選手、東日本実業団駅伝では3年連続1区を走り、区間賞を2度獲得している鈴木キャプテン、そして何と言っても、「今年は駅伝を狙う!」と誓った絶好調の藤田選手を中心に総合力で勝負します。ニューイヤー駅伝に向けて、手ごたえと自信をつかめるような熱い走りを期待しましょう!
(注1)今までは東日本地区に限り、ニューイヤー駅伝上位15位までに入ることができれば、次回は地区予選の順位に関係なく出場することができました。

東日本実業団駅伝エントリー情報

11月3日(月曜日・祝日)に行われます、東日本実業団駅伝のエントリーメンバーをお知らせします。10名の中から7名が当日出走します。

◆富士通エントリーメンバー(今季ベスト記録:5000mまたは10000m)
藤田 敦史(28分25秒67)
岩水 嘉孝(13分57秒93)
鈴木 良則(13分51秒34)
越川 秀宣(14分40秒56)
村上 康則(13分51秒59)
福井 誠(28分43秒89)
マーティン・ワウエル(28分25秒41)
阿久津尚ニ(14分17秒36)
山口 浩一(14分10秒20)
山口 祥太(28分58秒49)

大会情報

第49回東日本実業団対抗駅伝競走大会

主催 : 東日本実業団連盟
日時 : 2008年11月3日(月曜日・祝日)8時スタート
コース : 埼玉県庁発~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場着コース(7区間77.5km)
テレビ放映予定 : 2008年11月8日(土曜日)15時30分からTBS系列にて放映予定

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